私が経験した建設業界の不条理エピソード6例
- アルノ

- 15 分前
- 読了時間: 4分
2026.06.27
建設業界は不条理でできている。
怒鳴られる、叱られる、怒られる、叩かれる、殴られる。
おっと、そこまでいくとパワハラどころか、犯罪か。
ともあれ、私も数々の理不尽を経験してきた。
今回は受けてきた、不条理の一端を紹介しよう。
人を小間使いするな
ある時、先輩と一緒に現場を廻っていると、「事務所に俺のガチャがあるから取ってこい」と言われ、面倒だなと思いつつも先輩の命令なので渋々事務所に戻った。
事務所に戻るも見つからず、しばらく探していた。
5分くらいゴソゴソしていると先輩から電話が掛かってきて「わりぃ、俺持ってたわ、戻ってこい!」と理不尽な言葉。
私は、後輩ながら先輩に対し殺意を覚えた。
評価は公平にしてくれ
若手現場社員だったある時、現場での打ち合わせと機器の発注がかみ合わず、段取りに失敗して損失を出してしまった。
支店購買部長に「200万貸しな」と言われ、その時のボーナス査定は最悪だった。
次の現場では一転して500万の利益を出したのだが、ボーナス査定は良くなかった。
私の評価査定者は購買部長でないが、悪い評価だけ査定者に伝わっていたのだ。
どうせなら、公平にいい評価も伝えてくれと、心の中で叫んだ。
設計事務所のヤカラ担当者
設計事務所の担当者から設計時に取りやめになった給湯システムを復活させた場合の金額算出を依頼された。
当然設計時の経緯など知らないので、算出するに当たりどういう給湯システムで積算すればいいかを問い合わせた時の会話。
「どのようなシステムで積算しますか?」
「そんなこともいちいち指示しなけりゃ分からないのか!」
ここで、プチンと来て「分からねぇし、積算依頼するなら、システムからメーカーから品番から図面から積算に必要なものを全部そろえてからいえ!」とは大人の私は言わなかった。
だが、傲慢な設計者はいつかヤッテやると心に誓った。
熱があるときくらい休ませろ
ある現場の定例会議の日、高熱を出してしまい、所長に連絡して休ませてもらい家で寝ていた。
すると午後の定例会議の時間になり主任から電話が。
恐る恐る出ると「お前、何休んでんの、早く来い!」とのこと。
フラフラになり、現場に着くと、当然すでに定例会議は始まっており、設計事務所の担当から声をかけられた。
「大丈夫?」
「はぁ、だいじょうぶです」
「はは、大丈夫じゃなさそうだな」
どうやら、定例会議参加者には一人もこの理不尽な振る舞いを止める人はいなかったようだ。
他の会社の人間を試すなよ
ある顧客の担当者が、書類や手続きをこと細かく指摘してきた。
直しては指摘され、直しては指摘されの繰り返し、1回でいえよと不満を持ちながらも仕方ないのでいちいち修正していた。
すると突然「もういいか、いじわるするのもこの辺にしておこう」とのこと。
おいおい、嫌がらせは数々受けてきたけど、面と向かっていわれたのは初めてだよと思った。
こんな改修工事やっとれんわ!
ある超高層の事務所ビルで、1棟まるまる全ての事務所の空調を取り替える工事を行った。
テナントに入って行うことから作業時間は金曜日の18時から月曜日の6時までの60時間!これを何と2年間続けて行った。
平日はというと、別の担当現場があったので普通に仕事をしていた。
過剰勤務とはこのことをいうのか。
残業時間は200時間を軽々と超えていたが、その内のほとんどがサービス残業だった。
そろそろ会社やめようかな、と思った瞬間だった。
建設業界に身をおいていれば、不条理な場面に会うことなど、日常茶飯事だ。
しかし、それによって耐性がついたり、仕事の質が上がったり、チェックポイントが身体に染み付いたり、さまざま成長できた点があったことも否めない。
精神が病む前までなら、理不尽に応えていくことにも大いに利点があるのかもしれない。
施工管理技士アルノ
1級建築施工管理技士
1級電気工事施工管理技士
1級管工事施工管理技士
1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。
現場監督としての体験、施工監視技士試験の勉強法、
2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。





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