なぜパワハラ上司はいなくならないのか、世界情勢のせいだ!?
- アルノ

- 2 日前
- 読了時間: 4分
2026.05.23
あらゆるハラスメント防止が叫ばれている昨今、減ったとはいえ、いまだにハラスメントはなくなっていない。
特にパワーハラスメントは、あらゆる職場に残存している。
なぜなくならないのだろう。
パワハラを止められない人の心理状態に言及してみよう。
都合のいいようにとらえる心理
社会的趨勢から大企業を中心に多くの会社がハラスメントに対して対策を講じている。
eラーニング、外部講師を招いての講習会等、なかには法令順守に対して署名を強要する会社もあるほどだ。
それにも関わらず、パワハラはなくならない。
パワハラを止めない人には以下のような心理が働いている。
・講習会のような内容は、私には関係ない(他人事)
・本音と建て前は違う。建前上そのような講習を行っているが、実際は強くいわざるを得ない場合もある。
・実際にそのようなケースに直面したら、その時に考えよう(実際直面しても考えない)
いかがだろうか。
どれも自分の都合のいいように受け止めていることが分かる。
これを知ってあなたは「そんな自分勝手な人はどうしようもない」と思ったことだろう。
しかし、このような心理は誰にでも起こりうることなのだ。
インターネットの世界
とくにネットの世界でそれは顕著だ。
SNSなどを使用する時に、自分が好む情報、興味のある情報のみを視聴し、自分と異なる意見や、幅広い意見に関わらなくなることが誰にでもある。
これはインターネットの性格上、いたし方ない側面もある。
マーケット戦略として、興味がありそうな商品を集中的に表示したり、視聴時間を増やすために、興味がありそうな動画を集中的に表示したりするのがそれだ。
このような現象を3つの用語の上から考えてみよう。
エコーチェンバー
「エコーチェンバー現象」とは、ソーシャルメディアを利用する際に、自分と似た興味関心を持つユーザーばかりをフォローする結果、似た情報ばかりが行き交う状況を「閉じた小部屋(共鳴室)で音が反響する物理現象」に例えたものだ。
同じ価値観を持った人たちだけとコミュニケーションを取る閉鎖的な状況では、同じような意見を見聞きし続けることになる。
これにより、自分の意見や思想に対する確信が増幅され、あたかも世の中の一般的な正解であるかのように誤解をしてしまうことをいう。
フィルターバブル
「フィルターバブル」とは、インターネットのアルゴリズムによって分析された情報ばかりに触れている状態を、一人ひとりが「情報の泡」に包まれていると表現した言葉である。
「YouTubeで自分が興味のある関連動画ばかりを視聴すること」などが例として挙げられる。
サイバーカスケード
「サイバーカスケード」とは、同じ考えや思想の人々がインターネット上で強力に結びついた結果、異なる意見を一切排除した閉鎖的なコミュニティを形成する現象のことだ。
これは集団極性化の一種で、オンラインサロンなどに入会する際は、そのコミュニティが“極端ではないか”をチェックすることが大切だ。
分断の社会
いかがだろうか。
この傾向は決してネット社会だけの話だけではない。
現実世界でも、いや世界全体がこの傾向を強めている。
「ロシア-ウクライナ戦争」「イラン対アメリカ・イスラエル」「台湾問題」すべて、自分と異なる立場や意見、行動を許さないという考えが暴走した結果だ。
世界は分断の社会へと向かっている。
パワーハラスメントの話が、世界情勢の話に発展してしまったが、結局は人間一人一人の心を変えるしかない。
それには寛容の心を鍛える努力をする必要があるが、それをしようとする人は皆無である。
今こそ民主主義の根幹を示す言葉である哲学者ヴォルテールの言葉(一説にはタレンティア)「私はあなたの意見には反対だ、だがあなたがそれを主張する権利は命がけで守る」という寛容の精神を万人が身に付けなければならない時代だと言える。
まずは、自分が自分と異なる意見や幅広い意見を求め、認める努力をすることからはじめたいものだ。
施工管理技士アルノ
1級建築施工管理技士
1級電気工事施工管理技士
1級管工事施工管理技士
1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。
現場監督としての体験、施工監視技士試験の勉強法、
2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。





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