激務、睡眠不足の現場監督の末路
- アルノ

- 5 分前
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2026.02.28
現場監督が激務であることは有名だ。
あまりの激務のため休日も十分に休めず、睡眠時間までもが削られるとどうなるか。
私の実体験を例にご紹介しよう。
決してマネすることのないように、反面教師としてもらいたい。
ひと昔前の工事現場事情
今でこそ建設業界にも働き方改革の流れが押し寄せて、労働環境は多少改善されてきているが、つい10年、15年程前までは、土曜日、祝日は普通に工事現場が稼働していたし、日曜日に休日出勤することも多々あった。
ゼネコン各社は完全週休2日をうたっておきながら、週2日休めるのは内勤社員だけで、現場の社員は実質週休1日であった。
平日も定時は8時~17時とは言え、帰りは21時や22時ということも当たり前だった。
仮に、月の平日を22日とし、平均17時から21時までの4時間残業とすると88時間、土曜日4日を8時間働いたとするならば、32時間、合わせて月120時間の残業となる。
これが当たり前で、これよりもっとひどい月が多い、という世界だった。
現場監督の睡眠時間
そうすると日々の睡眠はどのようになるか。
21時に仕事が終わっても、寝るのは早くても夜中の1時頃となる。
朝起きるのはどんなに遅らせても6時頃だ。
睡眠時間は最長で5時間となる。
すると貴重な日曜日は、夕方まで寝るという生活になってしまう。
これは何も予定がない時だ。
実際には飲み会があったり、ゴルフがあったりでこれ以上の睡眠時間を確保するということはない。
実際に私が20代の時の平均睡眠時間は4時間だった。
睡眠不足の代償
睡眠不足が続くとどうなるか。
睡眠不足が常態化していた20代から30代前半は、常に頭がボーっとしていた。
常に頭に霧がかかっているような状況が続くのだ。
今思えば、自分では集中しているつもりなのだが、実際は何をやっても集中できず上の空だった。
おそらくこの状態が更にひどくなると、うつ病になるのであろう。
幸運にも私はその手前で何とか踏みとどまっていたようだ。
そして、私の睡眠不足が解消されたのは、30代後半だった。
睡眠不足が解消され1年が経った頃、ふと気づいた。
頭の中が恐ろしくクリアになっているのである。
当然、活力がみなぎり、仕事のパフォーマンスはあがる。
睡眠とはこんなにも人間の生活に影響するものなのかと今では、恐ろしくすら感じている。
今では、睡眠時間の確保を第一とし、そこから生活のリズムを組み立てている。
そのおかげで仕事でも、休日も充実した生活を送ることができている。
飲酒習慣と睡眠不足
更に睡眠不足の一番の敵は飲酒だそうだ。
晩酌をしないと寝られないという方をよく耳にするが、これが一番危ない。
飲酒後の睡眠は非常に浅く、睡眠というより気絶に近く、睡眠による回復の効果がほとんど得られないというのだ。
つまり晩酌をしている人は、睡眠時間を確保しているつもりでも、実際は慢性的な睡眠不足なのである。
うつ病の人の多くが晩酌の習慣があるとも聞いたことがある。
心療内科医が患者に対しまず行うのが睡眠時間の確保と断酒の指導との事。
毎日集中できない、常に頭がボーっとしているという症状が少しでも自覚のある人は、飲酒を断ち、睡眠時間の確保をするべきである。
間違いなく遅くとも1年後には、すばらしい気持ちの変化に気づくことであろう。
私が20代の頃に、この睡眠の大切さを知っていれば、違った人生を歩んでいたかもしれない。
それほど人間にとって睡眠とは大切なものと今では感じている。
今もし睡眠時間を6時間以上確保できてないなら、生活習慣全体を見直して、睡眠時間確保を最優先としたならば、仕事のパフォーマンスはあがり、充実した人生の大きな力となるに違いない。
施工管理技士アルノ
1級建築施工管理技士
1級電気工事施工管理技士
1級管工事施工管理技士
1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。
現場監督としての体験、施工監視技士試験の勉強法、
2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。





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