後輩を怒る先輩と怒らない先輩の心理の違い
- アルノ

- 2025年11月15日
- 読了時間: 4分
2025.11.15
現場監督の先輩といえば「恐怖」の代名詞。
今はパワハラ問題もあり、だいぶそのような人は少なくなってきたと思われる。
とは言え怒る先輩もいれば怒らない先輩もいるだろう。
その違いはなにか。
当然、その先輩の性格の違いが一番大きいだろうが、その心理状況も違う。
どのような違いがあるのか見てみよう。
なぜ怒る現場監督が多いのか
そもそもなぜ、怒る現場監督が多いのか。
工事現場には気性の荒い職人さんが多くいる。
その職人さん達と渡りあっていく、いや指示に従ってもらうには舐められてはならない。
そのようなことから、必然的に現場監督も声を荒げる機会が多くなり、やがてそのような環境に染まり、怒ることが日常茶飯事になってしまうのだ。
怒る先輩の心理状況
では怒る先輩はどのような心理状況なのだろうか。
・後輩の対応が悪いことに対して腹が立つ
・思い通りにならなく、感情のままに怒る
・先輩自身に実力がない、もしくは自分を取り繕うことが面倒で怒ってごまかす
・たまたま(もしくは頻繁に)虫のいどころが悪い
・そういう性格
この他に
・後輩の為に怒る必要があり、敢えて怒る
という意識の高い先輩がたまにいるが、それはまれである。
怒らない先輩の心理状況
逆に怒らない先輩は主にこのような心理状況だ。
・対応が悪かったとしても次は何とかしてくれると期待している
・雰囲気が悪くなることがないように怒らない
・怒ること自体にエネルギーがいるので面倒に思う
・その後輩に期待してない
・そういう性格
この他に
・怒りたいけど怒ることが苦手で怒れない
という、どうしようもない先輩がまれにいる。
どちらの先輩がいい?
ではどちらの先輩の方が自分にとって良いのだろうか。
これはさまざまな要素がからんでくる。
「良い」の意味を実力が付くととらえると、怒られて伸びる人は怒る先輩、そうでない場合はその逆が良いといえる。
「良い」という意味が心理的安全という意味でとらえると、怒らない先輩が良いとなる。
また、昨今の社会的状況や現場の雰囲気等を考えた場合、怒る先輩より、怒らない先輩の方が良いだろう。
しかし現場がうまく納まるかは、必ずしもどちらとは言えないから難しい。
決して行ってはならないのは、大勢がいる前で怒ることだ。
これはみんなの前で恥をかかすことにもなり、後々まで恨まれる可能性すらある。
少なくとも怒るのは対面で行うようにしたい。
私の後輩としての経験
私の経験をいうと、当然なのかもしれないが、怒る先輩、怒らない先輩両者いた。
さらには、嫌な先輩、優しい先輩等、十人十色だ。
では、怒る先輩と怒らない先輩では、どのような印象の違いがあったろうか。
怒る先輩に対しては、次から怒られないように努めた。
しかしやさしい先輩に対しては、そのような対応はあまりしなかった。
どうやら私は、怒られて伸びるタイプのようである。
気持ちは怒られたくないのだが、自分の性格が恨めしい。
私の先輩としての経験
私も歳を重ねると先輩になるわけで、私自身はどうかというとこんな先輩となった。
後輩に対して基本的には怒らないが、約束を守らなかったり、対応に不備があったりすると、まずそのフォローをどうするか考えさせた。
さらに同じ失敗をしないように、その原因と対策を考えさせ次回以降実行するように促した。
このように文字にしてみると、怒る先輩よりも、よっぽど嫌な先輩だったかもしれない。
人間だから、好き嫌いは当然ある。
最近は会社でコンプライアンス教育や、管理者教育なども充実してきており、後輩に対してどのように接するべきかを学ぶ機会も多くなってきた。
そのようなことを通して学ぶことはもちろん大切なことなのだが、少なくとも自分が受けてきた嫌な体験を後輩にさせないようにしたいものである。
この記事はこの人が書いています。
施工管理技士アルノ
1級建築施工管理技士
1級電気工事施工管理技士
1級管工事施工管理技士
1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。
現場監督としての体験、施工監視技士試験の勉強法、
2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。





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