技術力をつけるにはチャットAIを使え!
- アルノ
- 8月16日
- 読了時間: 4分
2025.08.16
最近何かと話題のチャットAI、代表的なのはチャットGPTだろうが最近は様々なものが普及している。
既に使用している人、そうでない人それぞれだろうが、私が使った感覚では、はっきりいって使わない手はない。
多くの大企業では、業務で活用できるように、自社のチャットAIを作成したり、提携したりしているようだ。
そこで今回は、チャットAI初心者の私がどのように活用しているか紹介することにより、業務活用の参考にしてもらいたい。
若手社員こそ使うべき
若手社員が仕事を覚えるための一番簡単な方法は、分からない事を整理することだ。
例えば
・図面の記号が分からない
・建築用語が分からない
・工法が分からない
そして、それらを一つずつ調べるとよい。
調べる方法が数ある中で、最近は「チャットAIに聞く」という選択肢がでてきたわけである。
建築用語を聞いたり、工法を聞いたりといったものはチャットAIの得意分野だ。
私も毎日のように分からないことをチャットAIに聞いている。
例えば最近聞いたことでは「キュービクルにおいて、フィーダーは何KVA毎に分けるといいですか」だの「フルオート式給湯器とセミオート式給湯器はメーカー毎にどのような違いがありますか」などだ。
もはやチャットAIを使わない日はないと言えるほどだ。
チャットAIに立場を与える
より詳細で具体的な業務内容を聞くにはチャットAIに立場を与えると良いと言われている。
例えば
「あなたは入社5年目のゼネコン現場監督です。
入社2年目の後輩が同じミスを何度も繰り返してしまいます。
注意するにあたり、どのようなことに心がけるべきか教えてください。
・作業員への業務伝え忘れ
・業務の段取り後、上司への報告漏れ
・同じミスを繰り返さないことの大切さを理解しつつ、ミスを減らす」
・同じミスを繰り返さない為の解決方法を3つ
・注意する時の注意点を3つ」
という具合だ。
こうするとかなり具体的かつ実践的な回答が返ってくる。
業務以外のことも聞いてしまおう
別に聞くことは業務以外でも構わない。
「ITパスポート資格は今後、社会的にどのように重要になってくるでしょうか」だの、はたまた「上司からの飲み会の誘い穏便に断るにはどのようすればいいですか」だのいろいろ聞いてもきちんと答えてくれる。
使っている内に使い方に慣れてきて、様々な場所で使用できるようになる。
最近、私がハマっている使用方法は、会議中などで知らないワードがでてきた時に、パソコンで議事録を作っているふりをしながら、こっそりチャットAIに聞き、はじめから知っていたかのように会議に参加するという方法だ。
最近の会議はパソコンを使用することが当たり前になっているのも、それの後押しになっていたりする。
技術力をつけるには
少し横道にそれてしまったが、若手社員に技術力をつけさせるには知識それ自体を教えるのではなく、調べ方を教えることだ。
知識は人から教えられてもすぐ忘れる。
自分で調べると身につきやすいというわけだ。
近頃の仕事ができない若手が言いがちな言い訳は「教わってないのでできません」だといわれている。
そういう観点からも、自分で調べると習慣を身に付けることが大切である。
・同僚に聞く
・自社の過去物件を調べる
・メーカーに聞く
・ネットで調べる
・実物を見る
・書籍をみる
・自分でやる
そして
・チャットAIに聞く
いろいろ経験するとそれだけ知識、すなわち技術力がつくというわけだ。
いかがであろうか。
チャットAIを業務で使ってみようかな、と少しは思っていただけたであろうか。
一度使っても「こんなものか」という程度の感想だが、二度、三度使っている内にクセになってくる。
ポイントはクセになるまで使い続けることだ。
この記事はこの人が書いています。
施工管理技士アルノ
1級建築施工管理技士
1級電気工事施工管理技士
1級管工事施工管理技士
1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。
現場監督としての体験、施工監視技士試験の勉強法、
2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。
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