恥をかくと成長する、失敗をすると成長する
- アルノ
- 7月5日
- 読了時間: 4分
2025.07.05
多くの人が社会人となり会社に勤めて、仕事で恥をかいたことがあるのではないだろうか。
また失敗をして同僚、会社、お客さんに迷惑をかけたことがあるのではないだろうか。
誰もがそれらを経験し、それを糧として成長する。
私などは、恥をかいた数では誰にもまけないし、失敗の数でも誰にも負けない。
決して威張れることではないが・・・。
今回は私が経験した失敗や恥をいえるもののみ紹介しよう。
尚、洒落にならないのは墓場までもっていくつもりである。
照明器具の色温度
照明器具にはその明かりに種類があり、それは色温度と呼ばれる。
夜マンションの各部屋を外から眺めると、部屋ごとに照明の色が違うことが分かる。
簡単にいうと、赤っぽい色から白っぽい色だ。
建物を建てる上で、照明器具の色温度は必ず確認せねばならない項目だ。
それを顧客に確認せず、勝手に取り付けてしまった為、数百個の照明器具を全て取り替えることになってしまったのだ。
その損失は数百万円になっただろうか。
「施主や設計事務所に確認する」ことの大切さを知った失敗であった。
コンクリートのご発注
入社2年目の現場で、ある日のコンクリート打設の数量をなぜか設備担当の私が計算することになった。
当然やったことがない。
まわりの先輩方は忙しそう。
自分なりに数量を計算してコンクリートを発注した。
その結果、大幅にコンクリートが余ってしまい、現場が捨てコンだらけになってしまった。
「大切なことは必ず聞く」ということを学んだ出来事だった。
恥をかいた出来事
失敗談はこれくらいにして恥をかいたことを紹介しよう。
入社2年目の時、土工屋さんに雑斫りをお願いしようとして「チッパー」という単語がでてこず「斫るのにペッカー持ってきて」と言ってしまい、土工の番頭さんに「ウッドペッカー?」と笑われた事があった。
こんなちょっとした恥は数知れず、「聞かぬは一生の恥」などと考えることもなく、聞きまくって、恥をかきまくって今の私がある。
その他の恥
上述のようなどうでもいい恥は別として、業務上の恥も以下のようにかきまくった。
羅列すると以下のようなものだ。
①私が作った見積書にも関わらず、協力会社の見積をコピペして作成したため、内容をよく理解しておらず、設計事務所に説明を求められた時に説明できなかった。
②現場担当にも関わらず、設計図の内容をよく理解していなかった為、施主に基本的な内容をきかれた時に答えられなかった。
③業界の新技術についてアンテナを張っておらず「こういう新技術があるらしいですね」と施主に言われたときにそれを知らず、何とも微妙な空気になった。
このような恥を1000回くらい経験して今の私がある。
失敗や恥を通じて大切なこと
失敗することや恥をかくことは決して悪いことではない。
むしろ若い時にはそれらを積極的に経験することをお勧めしたいくらいである。
大切なことはそれらを経験した時に次に同じ失敗をしない工夫をすること。
また恥をかかないようにはどうすればいいかを日々思索し、学び続けること。
つまり、失敗や恥をその場で終わらせず次に活かすことである。
私がこれに気づいたきっかけは、私自身が同じ失敗2度繰り返してしまった時だ。
この時ばかりは猛省した。
それ以降、失敗した時にはそれを繰り返さない為にはどうすればいいかを真剣に考えるようになった。
ぜひ参考にしてほしい。
失敗しないにこしたことはない。
しかし失敗を通じて学ぶことにより、同じ間違いはもとより、大きな失敗をしないための術を学ぶことができる。
この失敗から学ぶ姿勢こそ、失敗することにおける大切なことだろう。
失敗から何も学ばず、失敗を繰り返す人には何の成長もない。
この記事はこの人が書いています。
施工管理技士アルノ
1級建築施工管理技士
1級電気工事施工管理技士
1級管工事施工管理技士
1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。
現場監督としての体験、施工監視技士試験の勉強法、
2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。
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