ストレスをコントロールする最強スキル!
- アルノ

- 5月3日
- 読了時間: 5分
2025.05.03
人は精神的に追い込まれるとどのようになるのか。
私自身は心が壊れてしまうというまではなったことがないが、ギリギリまで追い込まれたことは何回かある。
そして実際に壊れてしまった人を見たことも何回かある。
また、そこからリハビリを受けて復帰した人の復帰後の業務について面倒をみたこともある。
それらの経験を踏まえ、人は追い込まれるとどうなるか、またそうならない為にはどうしたらいいかを私の経験から述べてみたい。
現場監督が陥りがちな状況
現場監督は仕事量が多い。
毎日、その日にやらなくてはならない仕事が多くある。
それが積み重なってやるべきことが、こなしきれなくなると、精神的に追い込まれてくる。
するとどうなるか。
やることはたくさんあるのに、仕事に手がつかなくなる。
どれもこれも中途半端に手を加え、どれ一つ終わらない。
自分が今、仕事をしているのか、していないのかさえ分からなくなってしまう。
そのような状態になってしまうのだ。
一つ一つ仕事を確実にこなせば仕事は進み、楽になるのは分かっているのに。
しかし集中することができず、一つの仕事を終わらせられなくなってしまう。
これが忙しい現場監督が陥りがちな状況だ。
限界まで追い込まれるとこうなる
以前、他のブログで述べたことがあるが、限界まで追い込まれた現場監督の話を聞いたことがある。
いわく、自分でも知らないうちにいつのまにか駅のホームに立っていて、電車がくると吸い込まれそうになるというのだ。
こうなる前に病院に行かなくてはならない。
やってはいけないストレス解消法地
そこでストレス解消が大切になってくるのだが、解消すればいいのだろうと思い、安易な方法をしてしまう人が多い。
例えばこうだ。
①飲酒
②喫煙
③暴食
④買い物
⑤ギャンブル
⑥夜更かししてのSNSやゲーム
などだ。
それらはたしかにストレスを解消できるかもしれないが、決して良い方法とは言えない。
①飲酒は睡眠を妨げる。
飲酒すると眠れる、逆に飲酒しないと眠れないという人がいるが、飲酒後の睡眠は眠りが浅いのだ。
飲酒後の睡眠において途中で起きたり、余計なことが頭に浮かんでなかなか眠れなかったりする経験をしたことがあるのではないだろうか。
②喫煙が身体に悪い事は自明だ。
③暴食は肥満の元であり、夜の暴食は睡眠の妨げにもなる。
④⑤が財布に悪影響がある。
⑥睡眠はしっかりとらねばならない。
おすすめのストレス解消法
ではどうすればいいのか。
おすすめのストレス解消は以下である。
①しっかり睡眠をとる
②ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動
③筋トレ
④読書
⑤浴槽につかる
などだ。
それらは、健康的かつ根本的にストレスを解消できる。
①睡眠はストレス解消の最重要事項だ。
これをするために他のストレス解消法があるといっても過言ではないほどである。
②有酸素運動は、それ自体がストレス解消になる他、睡眠の助けともなる行為だ。
③筋トレは、それにより良質なホルモンが分泌される他、達成感や身体の変化から自信にもつながることから非常に精神安定に有効である。
④読書は本の世界に没頭することにより、リラックス効果を生むとともに心を豊かにする。
⑤浴槽につかるは言わずとしれたリラックス効果だの代表だ。
また副交感神経が有利になると共に、入浴後の睡眠は深い眠りとなることが知られている。
これら、健康的なストレス解消を実践したい。
ストレス解消の最大の障害
診療内科の先生はよく「ストレスの原因を頭に浮かべないようにすること」といいまた「睡眠時間は必ず確保するように」ともいう。
前述したが、ストレス解消の根本は睡眠だ。
しかし、仕事などで嫌なことがあったり、嫌な人と関わったりといったストレスの原因が、床についた時に頭に浮かびなかなか寝付けないというケースがおおくある。
また、電車にのっている時や、ふとした瞬間になどにそれらが頭に浮かぶこともあるだろう。
「頭に浮かべないようにする」「しっかり睡眠をとる」といってもそれらの現象がある限り難しい。
ではどうすればいいか。
そのようなことが頭に浮かんでしまった時に、自分が楽しいと感じることを強制的、反射的に思い出すのだ。
例えばペットを飼っている人なら、ペットと触れ合っている時のこと、ゲームが趣味の人ならゲームがうまくいったときのこと、デートや飲み会など楽しみが控えている時は、それらを想像してもいいだろう。
そのような楽しいことを事前に用意しておき、嫌なことを思い出したら反射的に準備しておいた楽しいこと思い出し、強制的に嫌なことを頭から追い出すのだ。
ぜひやってみてほしい。
ストレスは人を成長させるとも言われているが、過剰なストレスは自分自身を追い込んでしまう。
大切なのは、ある時はストレスを避け、ある時はストレスと向かい合うというように、ストレスをうまくコントロールするスキルを身に付けることであろう。
この記事はこの人が書いています。
施工管理技士アルノ
1級建築施工管理技士
1級電気工事施工管理技士
1級管工事施工管理技士
1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。
現場監督としての体験、施工監視技士試験の勉強法、
2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。





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