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退職代行?転職は円満退社がマスト!

  • 執筆者の写真: アルノ
    アルノ
  • 7月26日
  • 読了時間: 4分

2025.07.26

ここ数年、退職代行会社を利用しての退職が非常に増えている。

 

新卒社員や若手社員のみならず、30代40代の中堅社員も利用が増えてきているというから驚きだ。

 

それらは退職というストレスフルな行為に対して、ストレスフリーとなり非常に評判がいい。

 

しかし、待ってほしい。

 

退職に対してはいいかもしれないが、その先の再就職についてはどうであろうか。

 

退職するからには、再就職を視野に入れねばならない。

 

転職活動全体を考えた場合の一番いい退職方法について考えてみよう。

 

 

退職代行サービス

退職という行為は非常にエネルギーとストレス、そして時間がかかる。

 

特に新卒社員や若手社員はその心的負担が大きいだろう。

 

それらの煩わしさを一手に引き受けてくれるのが退職代行サービスだ。

 

・今すぐに退職したい

・自分で退職の意思を伝えられない

・上司からパワハラを受けている

・退職という行為が面倒だ

 

というような場合に非常に有効のようだ。

 

金額も2~3万円代とそれほど高額ではない。

 

そのような理由から退職代行を利用する人がここ数年、特に新卒社員を中心に非常に増えているようだ。

 

 

新入社員が辞めた後

新卒社員が辞めるのは以下の理由が多い。

 

・仕事がつらい

・聞いていた仕事内容が実際と違う

・人間関係に不安がある

 

新卒社員が辞めるということについては、この数年で第二新卒というカテゴリーができるほどその数が多いようだ。

 

そして第二新卒向けの再就職サービスも充実してきている。

 

とはいえ、就職後すぐに退職したことは履歴書を見れば明確なので、再就職先の企業側からすると、すぐ辞めてしまわないか心配になるのは致し方ないだろう。

 

当然、新卒時より条件のいい企業に入れる可能性は低くなる。

 

また安易に退職できるということは、退職グセがついてしまう可能性があり、キャリア形成に非常に不利である。

 

仕事にストレスがかかるのは当たり前であり、逃げてばかりでいつまでもストレス耐性がつかないと、社会人として自立できない。

 

 

険悪の状態での退社

退職代行サービス以外のケースでは、数年努めた若手や、中堅社員などが会社に啖呵を切って辞めたり、上司とケンカして辞めたことを、さも武勇伝を語るかのようにしている人をSNS上で見かけたりする。

 

その場合当然だが再就職後、前職の人脈はほぼゼロの状態になる。

 

業界が異なる企業や、全く別の地域で転職するなら問題ないのかもしれないが、同じ業界、同じ地域で転職するなら、今までの人脈は自分の財産になるので非常にもったいない。

 

人脈とは前職の人たちやその取引先の人たちも含む。

 

それが全てなくなってしまうのは財産を失うに等しい。

 

 

円満退社が原則

そう考えると、転職活動には円満退社が原則と考えるのがいいだろう。

 

私が最初に転職した時は、まさに同じ業界、同じ地域でしかもお互いの取引もある関係であった。

 

退社する前に再就職先が決まっていた私は、円満退社をするために、再就職先の支社長と部長を退社する会社にあいさつとお詫びに来てもらったほどだ。

 

さらに私はその後も人脈が切れないように前職の会社にたびたび訪問し、そのなかの数人とは定期的に飲みにいっている。

 

その関係は20年以上経った今でも続いており、その後更に転職を重ねた今でも、その時の人脈をフル活用している。

 

 

退職代行サービスにより、退職行為が安易になってしまった。

 

しかしそれを利用することは決して円満退社とは言えない。

 

それにより、前職との人脈はリセットされるが、それはプラス面とマイナス面の両方があることを認識した上で利用するべきであろう。

 

 

 

 

 


この記事はこの人が書いています。

 

 

施工管理技士アルノ

1級建築施工管理技士

1級電気工事施工管理技士

1級管工事施工管理技士

1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。

現場監督としての体験、施工監視技士試験の勉強法、

2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。

 

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プロフィール
  • さえずり

複数の施工管理技士受験を通し、

その勉強法を配信するとともに

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また、建設業界における転職経験から

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