2022.04.09
会社をやめたい。
でも会社をやめたら生活ができない。
仕方がないから今日もイヤイヤ仕事にいく。
誰もが一度は経験したことがある心理状態ではないだろうか。
月曜日が嫌いという人も多いに違いないし、私も含めてみんなどれだけ仕事がきらいなんだか。
そのような日常の愚痴にちかい心理はさておき、本気で仕事をやめる決意をされた人は、決して衝動的にならず、かならず次の転職先を決めてからやめるようにしていただきたい。
失業保険をあてにしてやめると本当に生活ができなくなってしまう。
今回はそんな本気でやめる気の人の転職活動の為に、ポイントポイントにおけるちょっとしたコツをお教えしよう。
転職エージェント活用のコツ
私は、転職活動時においては、転職エージェントを活用するのがよいと、ことあるごとに述べてきた。
その考えは今でも変わらないが実は、転職エージェントの活用方法にはちょっとしたコツがある。
転職エージェントは無料でさまざまな有益な情報やサポートをしてくれる。
「こんなことまで無料でしてくれて本当にいいの?」と心配してしまう程だ。
では転職エージェントはどこで収益が発生しているのだろうか。
実は転職先の企業から収入を得ているのだ。
その額は転職した人の年収で決まり、約3割と言われている。
つまり年収1000万の転職が決まったら、決まった企業から300万円の収入を得るという事だ。
だから転職エージェントも必死で企業と年収交渉をしてくれるというわけだ。
だか、転職する人からするとそこに落とし穴がある。
転職する人の転職活動の成否はなんであろうか。
それは決して高年収などの良い待遇の会社に転職することではない。
転職先の会社で自分の力を発揮し活躍することであるはずだ。
つまり転職エージェントは転職できそうで好条件の会社は紹介してくれるが、入社後に活躍できるかは考えてくれないのだ。
この事をよく理解した上で、転職エージェントから紹介される求人を吟味する必要があるだろう。
さらに年収に特化して考えるなら、転職エージェントは現在の年収がいい会社は紹介してくれるが、今後年収が上がりそうな会社が紹介してくれない。
その業界や会社の業績がのびているのか、停滞しているのか等をよく検討する必要がある。
エントリーシートのコツ
いざ希望する会社が決まりの求人に応募したら、次は履歴書やエントリーシートを書くことになる。
エントリーシートは、会社側が入社を希望する人を知る為の大切な情報となる。
実際、私も採用側として中途採用に関わる時があるが、その時は面接前の情報は唯一このエントリーシートであり、じっくり内容を確認して中途採用面接に臨んでいる。
逆にいうと、エントリーシートの内容がいいと面接も好印象ですすめられる可能性がグッと高くなるということでもある。
では、どのように書くとよいのだろうか。
それは、会社側が一番知りたいことを書くとよい。
会社側が中途採用の基準として重視することは
①即戦力となれるか、
②期待する成果をだしてくれるか、
③一緒に仕事をしたいか。
である。
その内、①と②についてはエントリーシートでアピールすることができ、その確認を面接でおこなう。
③については面接で確認する大事なポイントになるだろう。
従って、エントリーシートには、今までどのような仕事をしてきたか、入社したら何ができるかを書くとよいということになる。
今の会社での退社時のコツ
最後に今の会社をやめる時のコツを少し。
さまざまな人に話を聞くと、退社時にケンカ別れのようにやめる人も多いようだ。
しかしそれはお勧めしない。
できるだけ円満退社を目指すべきだ。
そうすることにより、退社後も今までの人脈を使うことができるからだ。
私自身も2回の転職活動において円満退社したおかげで、たまに以前の会社に遊びにいったり、一緒に飲んだりしたり、技術的なことや人脈などにおいて今でもたすけてもらうことがある。
これは、今まで働いてきた自分の財産であり、放棄するのはあまりにももったいない。
しかし、いざ会社を辞める話をすると引き留められることもきっとあるだろう。
そしてそのような時には「年収上げるから残ってほしい」という引き留め方をされがちだ。
実は私もあった。
転職の原因が年収でない場合は取り合う必要はないが、年収が原因の場合であっても一時的に年収が上がるかもしれないがその後、上がっていかない可能性が高い。
従って、年収のアップと共に今後のキャリアの提案も一緒にしてもらえない限り検討する必要はない。
今回は転職活動における各ポイントを紹介したが、コロナ禍で社会情勢が読みにくく転職活動に躊躇していた人もいるだろう。
コロナとの社会が日常になりつつある今、そろそろ転職活動の準備をする時期ではないだろうか。
まずは、転職エージェントの登録から。
この記事はこの人が書いています。
施工管理技士アルノ
1級建築施工管理技士
1級電気工事施工管理技士
1級管工事施工管理技士
1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。
現場監督としての体験、施工監視技士試験の勉強法、
2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。
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