アルノ
転職エージェントを活用するメリットとデメリット
2021.12.04
私はブログやサイト、さらにはツイッターにおいて転職活動で転職エージェントを利用する事を強く勧めているが、そんな転職エージェントといえども当然、メリットだけでなくデメリットもある。
今回はその両者を紹介し、よく特性を知った上で活用できるようにしたい。
また次回は転職エージェントを最大限に活用する方法を述について述べるので併せて確認していただきたい。
転職エージェントのメリット
転職エージェント当然メリットもあるのだが、デメリットを差し引いても以下に述べるメリットのほうが格段に大きいといえる。
まずは、どのようなメリットがあるか確認していこう。
①非公開求人を紹介してもらえる
各企業は「応募が殺到する」「社内情報を公開したくない」等さまざまな理由により公開をしていない求人情報がある。
エージェントはその情報を多く持っている。
つまり、自分一人で転職活動をしていてはなかなかたどり着けない多くの求人情報を得ることができるのだ。
②専門のキャリアアドバイザーに転職の相談ができる
我々は転職に関してシロートだ。
しかし彼らは何十人、何百人の転職をアドバイスしてきたプロだ。
そのプロの目から自分の知らない可能性やキャリアプラン、能力をより活かせる職種などをアドバイスしてくれる場合がある。
自身の現状やスキル、悩み、要望を全て伝える事により、上記のようなアドバイスと共に現実の転職市場の厳しさも教えてくれるだろう。
つまり今時点で就職できる最大限よい条件での就職活動をサポートしてくれるのだ。
③応募手続きや面接の日程調整、内定後の給与交渉などを代わりに行ってくれる
これはエージェントの最大のメリットかもしれない。
煩わしい、また自分からは言いにくい内容や条件提示など、企業側との交渉をすべて行ってくれる。
これにより、自分は履歴書、職務経歴書の作成や面接のみに集中すればよいのだ。
④履歴書・職務経歴書作成のアドバイスがもらえる
煩わしい企業交渉はエージェントに任せ、さらに履歴書、職務経歴書の作成についてもアドバイスをもらえる。
同じ内容でも求人側の企業にとって印象のよい書き方がある。
特に職務経歴書は内容、表現共に文章を普段書かない建設業界の我々ではなかなか書けないすばらしい内容になるようアドバイスをしてくれる。
⑤面接のサポートが受けられる
転職活動最後の難関ともいうべき面接についてもエージェントがサポート、アドバイスをしてくれる。
ここまでくるとこれ以上の転職活動はできないという充実したものになることが分かるのではないだろうか。
ここまでしても当然、身の丈以上の企業に転職することはむずかしいが、今の自分にとって最良の企業に転職できるといっていいだろう。
転職エージェントのデメリット
ここまでいいことばかりについて触れたのでデメリットについても触れていきたい。
①担当する転職エージェントを選ぶ事ができない
担当のエージェントを誰にするかは、こちらから選ぶ事はできない。
申し込むと自然に決まってしまう。
しかし、どうしても自分と合わないエージェントが担当になってしまった場合には会社にお願いすると交代してくれる場合もあるので、その際は問い合わせてみるとよいだろう。
②担当する転職エージェントによって強みが異なる
これも担当するエージェントの問題なのだが、エージェントによって得意とする分野が異なる。
例えば、業界業種別、年収別、年齢別等。
この職種が得意、高年収の企業が得意、第二新卒が得意などと行った具合だ。
エージェントと話しをしている内に、得手不得手が分かってくる。
こちらもどうしても代わってほしければ会社に連絡してみよう。
③気軽に求人情報を見る事が出来ない
登録する転職エージェント会社にもよるが、エージェントから紹介される求人以外、求人を見られない場合がある。
紹介される求人には非公開求人もあるので有利に働く場合も多いのだが、こちらが望んでいる職種の求人をなかなか紹介してくれない場合もある。
その場合は、別の転職サイトに登録して求人情報を自分で探し、その企業をエージェントに紹介してもらう、ということもできる。
担当のエージェントによく相談しながらすすめるのがよいだろう。
④転職エージェントの目的は早期内定、早期転職である
転職エージェントへの登録は無料であるがその理由は企業から成功報酬を得るからだ。
その報酬は入社が決まってはじめて発生する。
しがたってエージェントとしては少しでも早く転職をしてほしいのだ。
そのような理由から、どんどん面接を受け、内定が決まったらすぐに転職するよう促してくる人がいる。
その場合は、エージェントのペースにはまらずじっくり進めよう。
こちらとしては、一生の内に何度もない転職という大決断なのだから。
以上が転職エージェントのメリットとデメリットだ。
よく理解した上で、転職活動を進めていき、ぜひ入社後も活躍できる自分に合った転職を勝ち取ってほしい。
この記事はこの人が書いています。
施工管理技士アルノ
1級建築施工管理技士
1級電気工事施工管理技士
1級管工事施工管理技士
1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。
現場監督としての体験、施工監視技士試験の勉強法、
2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。