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執筆者の写真アルノ

怒られるのが怖い?悪い報告を早くするメリット4選

2024.09.14

良い情報、悪い情報に関わらず、早い情報には価値が生まれる。

 

人が知りたいこと情報を自分が持っているということは、それだけで価値があるのだ。

 

中でも一般的に「悪い報告ほど早くしろ」と言われる。

 

しかし悪い報告はしにくい、というのが人の性。

 

なぜ報告しにくいのか、それでもなぜ早く報告しなくてはならないのか。

 

このブログを読んだらきっと、早く報告しようと思えるようになるだろう。

 

 

なぜ報告しにくいのか

悪い報告はしにくい。

 

なぜか、それは怒られるから。

 

怒られるのを分かっていて、喜んで報告する人は稀であろう。

 

その結果、どんどん報告が遅れてしまう。

 

これには原因が二つある。

 

一つは報告する側が、報告して怒られるというデメリットと、報告しないことによるデメリットを比較検討できてない、もしくはできていても報告する勇気がでないこと。

 

そしてもう一つは、報告される側が報告しはすい環境、もしくは雰囲気を作れていないことである。

 

特に後者は、悪い報告をされたら報告者を怒鳴り散らすという最悪な行動は論外であるが、その事を含めて悪い報告が遅れることの責任が報告される側にもあることに気づかねばならない。

 

 

報告が早いと被害が少なくてすむ

ここからは報告する側の立場として、悪い報告を早くするメリットを4点に渡って挙げていきたい。

 

まず、報告が早いとそれだけ早く対策を講じることができ、被害が少なくて済むということが挙げられる。

 

例えば現場で鉄筋の本数が足りないことを発見した場合、すぐに是正すれば鉄筋の手直しだけで事なきを得るが、それを気づいていながら、報告がコンクリートを打ってしまった後になったら、斫って是正しなければならない。

 

あるいはコンセントのボックスがLGSに干渉してズレていた場合、建築と話してLGSをズラしコンセントボックスを正規の位置に直せば被害は少ないが、そのままボード、クロスを貼って顧客ズレを発見した場合、手直しの手間が増えるばかりか、顧客の印象も悪くなるといった具合だ。

 

 

報告すると自分の心的負担が大幅に減る

早く報告することのメリット二つ目は、いつまでも報告しないとその間「早く報告せねば」と悶々とした日々を過ごし心的負担がかかるが、報告した瞬間に仮にその場で怒られたとしても、心的負担を共有することができ、負担が半減することができる。

 

そこから、原因に対しより多くの人で解決に臨むことになれば、その負担は大きく減少させることができる。

 

遅かれ、早かれ報告せねばならないなら、怒られるというデメリットより心的負担を軽くするというメリットをとるべきであろう。

 

 

報告した瞬間から皆で対策を考えられる

悪い報告がなかなかできない原因の一つに、「一人で何とか解決しなければ」という思いもあるだろう。

 

しかし、自分ひとりの経験と力などたかが知れている。

 

一方、報告すればその瞬間から複数人、場合によっては組織として解決を目指すことになる。

 

中にはかつて同じ失敗をして、解決方法を知る人がいるかもしれない。

 

いずれにしても、より多くの経験と力を結集して解決に臨むことができる。

 

その点でも一刻も早く報告するべきであろう。

 

 

自分の信頼も高まる・・・かも

悪い報告をすぐにする人は、評価が高まる場合すらある。

 

逆に悪い報告をなかなかできない人は「あいつは報告が遅い」となる。

 

報告が早い場合「あいつは報告が早い」とはならないかもしれないが、少なくとも「遅い」というレッテルを貼られることは避けられる。

 

ただし、ミソもクソもいちいち報告していると「あいつは自分で考えず何でも人に振る」となってしまう場合があるので程度の判断は必要だ。

 

理想の報告は「こういう問題があるのですが、このように対処していいでしょうか」と解決方法と一緒に報告することである。

 

ただし考えた上で、解決方法がみつからなければ、迷わず状況のみの報告をしよう。

 

 

よい報告も早くしよう

蛇足だが、よい報告も早くするほうがいい。

 

良い報告は恥ずかしくてしにくい場合もあるが、すれば皆で喜べて嬉しさが倍増し、雰囲気もよくなるのでぜひしたいものだ、

 

そしてどうでもいい報告については、酒の席ですればいい。

 

 

悪い報告は怒られるので極力したくないものだが、こうしてそのメリットとデメリットを比べると圧倒的に報告をしたメリットの方が大きい。

 

そう考えると、勇気をだして報告するべきと思えるのではないだろうか。

 

ぜひ実践し、すぐに報告する習慣を身につけてほしい。

 

 

 



 

この記事はこの人が書いています。

 

施工管理技士アルノ

1級建築施工管理技士

1級電気工事施工管理技士

1級管工事施工管理技士

1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。

現場監督としての体験、施工監視技士試験の勉強法、

2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。

 

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