2022.08.27
1級施工管理技士に限ったことではないが、試験前の数日の過ごし方は非常に大切だ。
なぜなら試験に近いほど知識が記憶に定着しているからだ。
今回は数々の資格試験を受け、様々な成功や失敗を経験し、酸いも甘いも熟知した私が試験3日前からの理想の過ごし方を紹介する。
受験される方は今回このブログを読み、試験3日前にもう一度確認して、参考にしてほしい。
試験3日の過ごし方
ほとんどの資格試験は日曜日に行われる。
従って試験3日前は木曜日となる。
できれば3日前の木曜日と2日前の金曜日は有休休暇をとりたい。
しかし多くの職場では、なかなかそうはいかないだろう。
せめて早く帰って、次の日から当日までの3日間のスケジュールを組もう。
具体的には以下の内容だ。
・2日前、金曜日の勉強時間の確認。
・前日土曜日の勉強時間の確認。
・当日の起床時間、出発時間、会場到着時間を決め、早朝、移動時の電車の中、試験会場等での勉強時間の確認。
最低限これだけは、木曜日の内に決めておこう。
試験2日前の過ごし方
試験の2日前、金曜日は極力有休休暇を取得しよう。
そして一日中、勉強する時間を確保したい。
一日中とは人によって違うと思うが私の場合は、朝9時から昼食、夕食を挟んで夜10時までを午前中3時間、午後5時間、夜3時間と設定し、どの時間帯にどのように勉強するかを決めていた。
具体的には以下の内容だ。
・新しい勉強をしないで今まで使用してきた教材を復習。
・特に苦手なところを中心に復習。
・生活のリズムを崩さない。特に夜更かしして勉強しない。
これらに注意して過ごしたい。
夜更かしをしないは、翌日にいつも通り起床して勉強を始めるためと規則正しい生活で体調を管理する為だ。
試験前日の過ごし方
試験前日の土曜日はとても大切。
金曜日と同じく、立てたスケジュール通りに過ごすと共に体調管理も大切になってくる。
勉強の内容としては試験範囲全体を通して今までの勉強の復習。
苦手な分野も金曜日よりは対処できるようになっているのではないだろうか。
勉強、体調管理等において、以下の点に注意したい。
・前日同様に午前、午後、夜に分けて時間毎のスケジュールを決める。
・夕食で変なものを食べない。かつ丼を食べて胃もたれをおこすことがないように。
・夜は遅くまで勉強せず、いつもの時間で寝る。試験中に眠くならないように。
・持ち物、筆記用具、受験票はもちろん、最後の確認用にどの参考書を持っていくか決める。
・試験当日のスケジュールを確認する。特に何時に起きて何時に家をでるか。
・暑い、寒い対策も夏なら扇子やうちわ、冬なら上着、ひざ掛け等を考える。
これらの準備を行い、夜はリラックスして就寝しよう。
試験当日の過ごし方
いよいよ試験当日。
当日の試験開始が午前か午後で変わるが、いずれにしても試験開始時間から逆算してスケジュールを立てよう。
冒頭にも述べたが、早朝、移動時間、試験会場等で最後の確認時間がどれくらいとれ、どの時間に何をするかを決めておくこともとても大切だ。
起床から試験開始、試験合間の休憩時間の過ごし方までは以下の点に注意したい。
・いつも通りに起床するか少し早起きをする
・当日の勉強はどうしても覚えられない箇所を重点的に覚えるのがよい。
・朝食で変なものを食べない。
・余裕をもって家を出る。遅くとも30分前には試験会場に着くように。
・試験開始30分前にブドウ糖もしくはチョコレートを口にする。
・試験前にトイレを済ます。
・開始直後、問題の全体を見てどのセクションから解くかを決める。周りのカタカタ音に焦らない。
・休憩時間は次の試験内容の勉強
・試験時間は目いっぱい見直しをする。途中で会場を出ない。
試験当日は何が起こるか分からない。
電車で寝てしまい乗り過ごしてしまうかもしれないし、試験会場の最寄駅の出口でどこが一番近いか迷うかもしれない。
実際に私は次のようなことにあった。
試験会場で最後の勉強をしようと思い早めに着いたのだが、コロナ対策で受験者の距離を確保するため、席を前から斜めに配置するようになっていた。
受験番号と席の配置が黒板に書いてあるのだが、どのような配置になっているのか全くわからない。
その試験は第二次検定だったので、受験番号も第一次検定の合格者だけの番号なので歯抜けになっており、ますます分からなかった。
会場係員に聞こうと思ったが、教室にも廊下にも案内する人が誰もいない。
結局、自分の席を探すのに20分~30分かかってしまい、直前の勉強が全くできず、しかも焦っていたため、汗ダクで試験を受けることになってしまった。
このような予想できないことがありえるので、余裕をもった時間で家をでるようにしたい。
ブドウ糖はスーパーやドラッグストアでラムネタイプのものが売っている。
30分後に脳が活性化するので逆算して口に含もう。
いよいよ試験が始まると周りの受験者は一斉にえんぴつをカタカタさせる。
この音が焦りを誘うのだが、まずは落ち着いて問題全体を確認し、どのセクションから解き、どのセクションにだいたいどれくらい時間をかけられるかを想定しよう。
あとは落ち着いて問題を解くだけだ。
自分を信じ、時には捨てる問題を決断し、今までの勉強の総決算を発揮しよう。
これが、私が考え、実践してきた試験3日前からの準備と実践だ。
特に最後の勉強、体調管理とともにリラックスして受けるメンタル管理、この三位一体が大切である。
ぜひ資格試験1週間前になったらこのブログを思い出し再度確認して3日前からの過ごし方を計画し、試験に臨んでいただきたい。
この記事はこの人が書いています。
施工管理技士アルノ
1級建築施工管理技士
1級電気工事施工管理技士
1級管工事施工管理技士
1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。
現場監督としての体験、施工監視技士試験の勉強法、
2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。
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