• アルノ

若手現場監督の一日のスケジュールと仕事内容

2022.06.04

今回の記事で記念すべき100記事アニバーサリー。


100記事目まで2年あまり、ずいぶん長くかかったものだ。


せっかくなので今回はゼネコン現場監督として、監督の仕事、特に若手現場監督の仕事とはどういうものなのかを紹介したい。


よくQ(品質)、C(原価)、D(工程)、S(安全)を管理することが現場監督の仕事だと言われるが、いまいち具体的に何をしているかが分かりにくい。


今後、建設業界に携わりたいと考えている学生の参考にもなるように一日のスケジュールを中心に分かりやすく紹介していきたい。



若手現場監督の午前の仕事

朝8時から現場の朝礼があるのでその前、おおよそ7時半に現場事務所に出勤する。


出勤すると自分が担当する工種の職長さんに渡す資料や図面を準備したり朝礼の準備をしたりする。


8時からの朝礼では職人さん、現場監督全員でラジオ体操を行い、人員の確認や搬入の予定、危険場所や安全通路の周知などが行われる。


若手は朝礼当番を行うこともしばしばあるのでその日の現場全体の予定をしっかり把握する必要がある。


朝礼が終わると工種ごとに職人さんが集まり、その日作業や安全ポイントを確認するといういわゆる「ツールボックスミーティング」が行われるので、自分が担当する工種のミーティングに一緒に参加する。


ミーティングが終わるといよいよ職人さんが作業を開始する。


現場監督はその日の作業が予定通り行われているか、次の作業の段取りに問題ないか、また前日の作業に遅れや納まりが間違っているところはないか等の現場巡回、工事写真の撮影等を行う。


さまざま行うことがあるのでうかうかしていると時間はあっという間に過ぎていく。


10時になると職人さんは小休止するが、監督も一緒に休むと、その分自分の残業が増えてしまう。


できれば現場巡回が終わったら、事務所に戻り書類作業を行いたいところだ。



若手現場監督の午後の仕事

12時になるとお昼休憩だが、若手の現場監督は昼食を速攻で食べたあとはすぐ昼寝をする人が多い。


寝不足解消、体力回復の面からも昼寝は大切だ。


13時からは昼礼を行う現場もあるが行わない現場もある。


行う場合は朝礼からの変更になった事などを周知、確認する。


昼礼の前後には職長さんと監督が集まり、次の日の予定や人員の確認、レッカーの使用や搬入物の確認等の打ち合わせを行う。


そのあとの午後の仕事は基本的に午前と変わらない。


現場を巡回し、事務所に戻って書類作業を行う。


ここで現場にいる時間をいかに少なくするかができる監督とそうでない監督の違いだ。


段取りがいい監督は職長さんから呼ばれることが少ないから書類作業を進めることができるが、そうでないと現場に張り付いて指示をしなくてはならなくなる。


午前同様、15時には職人さんは小休止するが、当然監督は一緒に休まない方がよい。



若手現場監督の夕方以降の仕事

夕方はその日の工事の進捗が予定通りいっているかを確認すると共に、次の日の工事の段取りを行う。


現場は日々変わるので必ずと言っていい程、問題点や調整しなければならないことが発生する。


それを早く見つけ、対策をすることも現場監督の大切な仕事だ。


現場によって異なるが、多くの場合、夕方に監督全員が現場事務所に集まって進捗も含め、それらの調整や対策を話し合うようにしている。


17時に職人さんの作業は終了する。


職人さんの仕事終わりに小一時間話し込む現場監督を良く見かけるが、こういう監督は決まって遅くまで残業することが多い人だ。


仕事を効率化しようという気が皆無だとこのような時間の浪費が多い。


職人さんとのコミュニケーションの為だという反論もあろうが、小一時間も話す必要は全くなく10分もあれば十分だ。


事務所に戻った後は施工計画書などの書類作成や図面作成、写真整理等を行うが、段取りのいい監督は昼間の内に済ませてしまいさっさと帰る。


そうでない人は深夜まで残業する人もいる。


若手現場監督の夜の過ごし方

夜、自宅に帰るころにはヘロヘロだ。


しかし自分の時間はここしかない。


大体、テレビやYouTubeを見ながらビールを飲んだり、パチンコに行ったりという習慣の人が多い。


しかしながら、この時間に読書や資格試験の勉強をできるかどうかで10年後、20年後の将来が決まることは言うまでもない。



若手現場監督の休日の過ごし方

休日は基本的に寝ていたい。


ひどいと夕方まで寝ている場合もある。


夕方起きて、掃除して洗濯してテレビとビールという休日の過ごし方が悪いお手本だ。


前日早めに寝て、休日はいつも通り起きて、充実した休日を過ごすことをお勧めしたいが、それができる人はごく少数だ。



以上、若手現場監督のスケジュールを紹介した。


なんとなく、現場監督の仕事のイメージがわいただろうか。


大変だがとてもやりがいがある仕事なので若い人がどんどの建設業界で働くようになってくれるととてもうれしい。


どんなに小さくても、これは私が建てた建物だと言える自負心は何物にも代えがたい。

この感覚を多くの人に味わってもらいたい。






 

この記事はこの人が書いています。


施工管理技士アルノ

1級建築施工管理技士

1級電気工事施工管理技士

1級管工事施工管理技士

1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。

現場監督としての体験、施工管理技士試験の勉強法、

2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。


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