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  • 執筆者の写真アルノ

建設業の失敗しないおすすめ転職先

2021.07.24

建設業界はひと昔前までは、ほぼ全ての企業がブラックだった。


今はかなりの部分で改善されたとはいえ、他の業界に比べてまだまだ労働条件、ワークライフバランスの面で遅れていると言わざるをえない。


そして建設業界と言っても様々な職種があり、それぞれの悩みがある。


共通した悩みとして職場が現場の為、場所が毎回変わる。


職人の悩みとしては日給月給の為、天気や長期休暇で収入が変わり安定しない。


現場監督は、業務量が多く、残業が多くなり精神的負荷も大きい、等々。


今回はそれらの多くの職種に関する転職を「職人からの転職」「サブコン現場監督からの転職」「ゼネコン現場監督からの転職」「営業職からの転職」「営業職への転職」という5つの視点に分けて、それぞれについて考察してみる。



職人からの転職

職人からの転職は、主に同業種の他会社というものがある。


つまり、大工なら大工、鉄筋工なら鉄筋工というように、同じ業種の職人として会社だけ変わるという事だ。


しかし、これだとなかなか待遇がよい会社に転職するというのは難しいかもしれない。


そこでお勧めしたいのが、1級施工管理技士を取得する方法だ。


受験の資格として工事を管理する立場での経験年数が問われるが、この資格を取得することでサブコン、ゼネコンやハウスメーカー、ディベロッパーと転職の幅が一気に広がる。


短期間での転職はではなく資格取得を含め、長期での転職を考える事をお勧めする。


参考に施工管理技士受験の勉強方法のページリンクを貼っておくのでぜひ参考にしていただきたい。




サブコン現場監督からの転職

サブコンのからの転職で考えられるのは、サブコン他社への転職、ゼネコンへの転職、ディベロッパーへの転職等が考えられる。


サブコン他社へは当然いままでと同じ業務内容となるので待遇面を現職とよくよく見比べて判断する必要がある。


ゼネコンへの転職は、スーパーゼネコンや大手ゼネコンはなかなか門戸が狭いが中小ゼネコンであれば比較的転職する事ができる。


しかし、何と言ってもおすすめはディベロッパーである。


ゼネコン同様、大手ディベロッパーは難易度が高いが、中小ディベロッパーでも年収や労働環境がよい会社が多い。


業務内容はサブコンで培った技術力を駆使して発注者としての立場でプロジェクトに携わることになる。


やりがいも大きいであろう。



ゼネコン現場監督からの転職

現職がゼネコンの場合、あまり同業他社のゼネコンへの転職はお勧めできない。


あまり、条件は変わらないからだ。


それよりもゼネコンはディベロッパー、ハウスメーカー、公務員への転職など、比較的さまざまな業種へ行くことが可能である事から他の職種への転職をおすすめする。


待遇や条件等をよく検討してみると、意外な好条件の転職先が見つかったりするかもしれない。


一方、容易に転職が可能だがお勧めできないのは、サブコンや設計事務所の転職である。


前者は業務内容があまりにも違い、また大変である為、後悔する可能性が高い。


後者は年収や労働時間を含め、待遇が悪い会社が多い。



営業職からの転職

会社の違いに関わらず営業職は建設業界のどの職種の営業職にも転職が可能である。


例えば専門工事会社の営業職でもゼネコンの営業職へ転職することができる。


あえて言えば、ディベロッパーへの転職はなかなか難しいかもしれない、しかしできない事はないであろう。


お勧めはゼネコンやハウスメーカーの内、待遇のよい会社を選択しての転職だ。



営業職への転職

逆に営業職への転職はどの業種からも可能である。


例えば、職人からゼネコンの営業も可能であろう。


この場合の強みは技術力を活かした営業ができるという事である。


顧客にとって技術的な話ができる営業担当程ありがたい人はいない。


顧客に喜ばれる営業という事は各企業が欲しがる人材という事だ。



いずれにしても転職に際しては、コネやヘッドハンティング以外はどうしても個人として動くことになる。


個人として動くとなると、具体的にどのようにすればいいか、どのようなスケジュールになるか、どのような手続きを踏まえればいいか等、分からない事も多いであろう。


それではなかなか、いい転職活動をする事はむずかしい。


様々な場所で言っているが、私が勧めるのは転職エージェントの力を借りる事である。


転職エージェントに年収や待遇など希望の条件を伝え、相談しながら進めると具体的に転職活動が進展していく状況がわかるし、プロの意見も聞けるのでとても安心だ。


いずれにしても一度しかない人生の大きな割合を占める「仕事」に対して、悔いのない働き方ができる会社で働きたいものである。







 


この記事はこの人が書いています。


施工管理技士アルノ

1級建築施工管理技士

1級電気工事施工管理技士

1級管工事施工管理技士

1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。

現場監督としての体験、施工監視技士試験の勉強法、

2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。


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