2020.08.19
転職は人生の一大転機。
しかしながら一部のジョブホッパー以外は、転職活動に慣れているというような人はまれであろう。
ほとんどの人が転職活動は初めて、もしくは2回目という人がほとんどではないだろうか。
転職が不安なのは当たり前だ。
今回はそんな転職活動に慣れてない人へ、転職活動のコツを少しだけお話する。
会社を辞めてから転職活動をするのはダメ
はじめに声を大にして言いたい事が、
「会社を辞めてから転職活動をする」
というのは絶対にやってはいけない方法だ。
しかしながら、私の周りにはこのような人が結構いる。
彼ら曰く「貯金もある程度あるし、失業保険をもらいながらゆっくり転職活動をする」というのだ。
特に若い人がこのような傾向があるように思える。
早い話が、先を考えずノープランで楽天的なのだ。
はたから見ると今の仕事が嫌だからとりあえず辞めたいと映ってしまう。
冒頭にも言ったが転職は人生の一大転機だ。
人生がかかっている転職を安易に考えないでほしい。
すぐに決まるかも分からないし、決まらなければ失業保険などはすぐになくなってしまい、
貯金もあっという間に底を尽きる。
その先に待っているのは「もう、いいや」と自暴自棄になってニートになってしまう人生かもしれない。
そこまでならなくても貯金が底をつきそうな中、追い詰められ、切羽詰まってあわてて転職先を決める事になると、年収や待遇は前職より悪くなる可能性が非常に高い。
基本的に、転職活動は
「次が決まってから今の会社を辞める」
これが鉄則だ。
精神的に限界の場合は別
ただし、会社を辞めてから転職活動をせざるを得ない場合がある。
精神的に追い詰められ、限界が近い場合だ。
その場合はまず自分を護る行動をとらねばならない。
家族など周りの人にもよく相談して会社を辞めるかどうかを決めてほしい。
辞めた後は、心の回復具合にもよるが、転職活動をできるようになったら計画的に行動しよう。
失業保険や貯金を計算しながら、最長で何カ月後までに就職を決めなければならないかを判断し、目標を定める。
その上で、転職サイトや転職エージェントの力をかり、納得いく就職活動をするのがいいだろう。
基本的に転職はじっくり時間をかけて
基本的に転職活動は、働きながら時間をかけて行うべきである。
建設業に特化していうならば、私は1級施工管理技士の資格を獲得した上で転職する事をお勧めしている。
それがあるとないとでは、求人数や待遇が格段に違うからだ。
そうなると必然的に1年2年という期間をかけて転職活動をする事になる。
その間、転職エージェントに登録し、自分にはどのような求人があるかを確認し、自分の社会での価値を知り、どのような能力があれば転職に有利かを冷静に見極めるべきだ。
また、転職時に求められるのは大きな要素はキャリアだ。
終身雇用の時代は会社がキャリアを作ってくれたが、これからは自分で作る時代。
得るべきものは
・仕事の実力
・コミュニケーション能力
・人脈
・資格
自分の得手不得手も含め、何に力を入れどういう力をつけていくかを思索しながら、キャリア形成をしていかねばならない。
焦らず、気負わず時間をかけて納得いく転職活動ができるよう心掛けたいものだ。
この記事はこの人が書いています。
施工管理技士アルノ
1級建築施工管理技士
1級電気工事施工管理技士
1級管工事施工管理技士
1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。
現場監督としての体験、施工監視技士試験の勉強法、
2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。
Comentários