アルノ
嫌な上司はあやつれ
2021.04.03
最近テレビやYouTubeなどで、仕事をしない上司やパワハラ上司などの悪者上司、同僚、先輩、ヨメ、やシュウトメ、ダンナ、シュウトなどをこらしめてスカッとした話をよく見かける。
結論はだいたい、その嫌な人を懲らしめてその後は順調に幸せです、みたいな感じになっている。
ここでは、会社の上司に絞って話を進めていくが、悲しいかな、そのような上司はどこにでもいるし、どの会社でもだいたい一人はいるもので、どこへいっても逃げられる事ができないのがこの社会である。
嫌な上司をやっつけてもまた別の嫌な上司に出会ってしまう、それが現実なのだ。
たまたまうまくいってもダメ
社会にでると、どの会社でも嫌な上司は必ずといっていいほど一人はいる。
ひどい場合は各部署に一人ずついる場合もある。
その一人の為に、会社をやめる羽目になってしまう場合すらある。
よくあるスカッとする話だと、たまたま嫌な上司に自業自得の天罰がくだったり、懲らしめることができたりするのだが、それが毎回うまくいくとは限らないし、次の嫌な上司が現れたときにまた同じ事に悩む事になる。
それでは本当の解決にはならない。
上司をマネジメントする力
ではどうすればいいのだろうか。
「従って従わせる」という言葉がある。
一見、従っているようでうまく誘導し、こちらの思う通りにコントロールするという事であす。
言い換えると上司をマネジメントするという事だ。
それには自分のマネジメント力をつける努力をしなくてはならない。
マネジメントに関してはあらゆる書籍があるのでそちらに譲るが、その中でも対上司のマネジメントにおいて大切だと思う事は
・上司の立場になる
・上司の欠点を理解する
の2点である。
例えば前者であれば、上司は自分の時間をさかれたくない。
質問をされる事が嫌である。
そこで質問の仕方を工夫する必要がある。
「これはどうすればいいですか」
と聞くと上司に考えさせる事になるが
「これはこのようにしたいと思いますがよろしいですか」
と聞けば、自分の案を考える自分の訓練にもなるし、上司には同意だけ求める事になり手間が大幅に減る。
例えば後者であれば、上司が報告した事をすぐ忘れるタイプであれば、口頭で報告した内容をそのつど確認の為にメールで送っておけば再確認にもなるし、後々の証拠を残す事になる。
上司はそれでも忘れるので、その際には
「以前にメールでも報告していたかと思いますが、こうしたいと考えています」
と言えばよいだろう。
間違っても
「以前メール送っていますので見てください」
などと言ってはいけない。
言い方ひとつも相手の立場になる事が大切だ。
但し、たまに会話にならないような、話しかけると二言目には怒り出すモンスターがいたりするが、こういう人はどうしようもないので、近寄らないようにするかもしくは逃げるが得策。
人間であれば対応の仕方はあるが、モンスターに対しては、逃げるが勝ちである。
この記事はこの人が書いています。
施工管理技士アルノ
1級建築施工管理技士
1級電気工事施工管理技士
1級管工事施工管理技士
1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。
現場監督としての体験、施工監視技士試験の勉強法、
2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。