2020.03.21
建設業がオールブラック企業だったころ、建設業界に暴力沙汰は当たり前だった。
私も新人の時に先輩から足げにされたりしたものだ。
今、そんなことをしたら大変な事になるが、そんなことがたくさんあった。
一つ具体例をあげてみよう。
怖いパワハラ上司への報復作戦
むかし、暴力を振るう所長がいた。
所長の暴力の犠牲になった人は数知れず、メンタルをやられて辞めて行った社員も数知れず、社内外、特に下請け会社の間では有名な暴力所長だった。
そして、ついに私も同じ現場になってしまのだ。
しかし私は、逆に少し楽しみにしていた。
なぜなら暴力の被害を受けたら、本人と会社を訴える気まんまんで、証拠を押さえる準備も万端で「いつでも来ていいよビーム」を出していたからだ。
それなのになぜか全然こない。
どうやらその手の人は、わりと危険察知能力に長けているようで、「ビーム」を出しすぎていたのが、かえって不審に思ったのかもしれない。
一切、手を出してこなかった。チッ
パワハラ上司の末路
その後、私は転職した為に直接かかわる事はなかったが、風のうわさで、派遣社員の社員に手をあげて、派遣会社から訴えられそうになり、クビ同然で退職したようだ。
自業自得である。
パワハラ上司への接し方、対処方法
暴力といっても肉体的な暴力に限らず、言葉の暴力などもある。
むしろ、こちらの方は、建設業界に今でも往々にして存在するようだ。
そんな輩に対する方法は二つ。
・暴力を振るわれないようにする。
・暴力を振るわれた時の対策をする。
前者は、まず堂々とした態度をすること。
所長であれ、先輩であれ自分が新入社員であれ堂々としている人には割と暴力を振るいにくかったりする。
また実力がある人には文句を言いづらかったりするので仕事のスキルを徹底的に身につけるか、身につける姿勢を見せる事が有効だ。
後者は証拠をとる事。
音でも仲間の証言でも場合によっては診断書でも。
そして会社の管理部等の担当部署と相談する事が大切だ。
それでもだめなら、労基署に訴える、警察に訴えるとなってくる。
精神的に病気になる前に
いずれにしても非は相手にあるのだから、決してその為に自分が泣き寝入りするような事があってはいけない。
どうにもならない時は会社を辞めよう。
会社を辞めたところで、終身雇用制度の昔とちがい、今はいろいろな再出発の方法がるのだから。
一番大切なのは自分の命。
自分の命を護る事を最優先に精神的に追い込まれる前に行動をするべきだ。
パワハラ上司のその後
ちなみに、転んでもただでは起きないそのパワハラ上司は今、再就職して私がもといたゼネコンの顧客になってそうです。
立場的に更にタチが悪くなっているもよう。
憎まれっ子、世にはばかる。
しぶとい事この上なし。
絶対そのお客さんの所にはいきたくない。
どうやら一筋縄ではいかないのが、パワハラ上司のようです。
この記事はこの人が書いています。
施工管理技士アルノ
1級建築施工管理技士
1級電気工事施工管理技士
1級管工事施工管理技士
1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。
現場監督としての体験、施工監視技士試験の勉強法、
2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。
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