アルノ
人は褒められるとこうなる
更新日:2021年11月14日
2020.06.14
人を褒める事は大切だとよく言われる。
かくいう私も褒められ、おだてられて、してやられた経験がある。
褒めるという事の大切さを、人は褒められるとどうなるか、私の経験を通しみてみよう。
おだてられるとやる気になる
ゼネコン3年目、担当した現場も3現場目となり、仕事もだいぶ覚えてきて、だんだん楽しくなってきていた。
しかし周りの先輩方を見ると、私など足元にも及ばないくらい、みなさんバリバリ仕事をこなしていて
「すごいな」
「自分はまだまだだな」
と思いながらもっと学んで力をつけねばと、日々の仕事と格闘していた。
ある日、支店に行った時に部長と話しをする機会があった。
部長の目からは
「まだまだだな」
との私の思いは、自信のなさに見えたらしく
「お前は力がついてきているから、もっと自分に自信を持て」
と激励されたのだ。
今思えば、それほど褒められているわけでもないのだが「力はついてきている」との言葉にうれしくなり
「そうか、これからはもっと自信をもっていこう」
と思ったものだ。
そして、その1ヶ月後、部長から担当を増やされ、私の仕事量はそれまでの4倍になったのだった。
今思えば、部長の作戦だったような気もするが、単純な私はその4倍の仕事を部長に激励されたうれしさで必死に取り組み、やり抜いた。
やる気になり成長する
「人を褒める、激励する、責任を持たせる」
という事は、それがその人の心に刺さると大きな力を発揮するものだ。
部長は私の特性を見抜いてそれをうまく行っていたという事なのだろうか。
真意は分からないが、結果として部長の激励により、私が4倍の仕事量をこなし、それにより、ますます力がついたことは事実だ。
今、私は部下を持つ年齢、立場になって、一人一人の特性を見抜き、褒め、激励し、責任を持たせ、時には叱咤し、その人の成長をうながせるようなっているのだろうか。
管理する側として、まだまだ自分の力をつけていかねばならないと感じている。
この記事はこの人が書いています。
施工管理技士アルノ
1級建築施工管理技士
1級電気工事施工管理技士
1級管工事施工管理技士
1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。
現場監督としての体験、施工監視技士試験の勉強法、
2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。