2021.02.07
令和3年度に1級建築施工管理技士及び1級電気工事施工管理技士試験の申込が2月12日(金)までとなっている(1級土木は令和3年3月17日(水)~3月31日(水)、1級管工事、1級電気通信工事は令和3年5月6日(木)~5月20日(木))。
締め切りがせまっているので、ぜひ腹を決めて挑戦してほしい。
令和3年度から試験制度が変わるため、難しくなると考える方もおられるのではないだろうか。
私自身は決してそうは考えていない。
そもそも、今回の試験制度の変更は、建設業の監理技術者不足をどのように補っていくかという事がその目的である。
それなのに、試験をむずかしくして合格率を下げてしまっては本来の趣旨と本末転倒となってしまう。
試験がやさしくなるとは決していえないが、難しくはならないであろう。
まずは申し込まねば始まらない。
ぜひこの一年間を施工管理技士の勉強を通して、充実した一年間になるよう挑戦してみてほしい。
まずテキストを購入
そして無事、試験に申し込んだら、次はなにをすればいいのだろうか。
何より「勉強に対するモチベーションがあがらなくて困る」という人も多いかもしれない。
まずはテキストを買いに週末に本屋さんにいこう。
本屋さんはなるべく大型店がよい。
そのワケは、大型店の方が、テキストの種類がたくさんあるから。
お勧めの購入方法は、薄めのテキスト、厚めのテキスト、過去問と3種類購入する事だ。
金額はきっと5,000円をオーバーしてしまうが、こればかりはやむを得ない。
そしてテキストを購入する時の注意点は、実際にパラパラめくってみて、内容、構成等を確認し、自分が勉強しやすい、分かりやすい、良くまとまっていると感じたものを購入する事だ。
愚痴を言わせてもらうと、私が1級電気通信工事施工管理技士を受験した時は、試験制度が始まったばかりで、テキストは2種類しかなかった。
当然、過去問もなし。
手探りで勉強する不安たるや何とも言えないものがあった。
最初の試験は採点が甘いとの都市伝説もあるが、よく考えれば、マークシート6割正答で合格と公表されているので甘くしようもない。
結局36問正答すれば合格のところ自己採点で37問正答という薄氷を踏む思いで突破した記憶がある。
それを思えばとは言わないが、ぜひテキストの購入は金額を惜しまないでほしい。
どうしても本屋にいく時間がとれない方は、私のサイトに「施工管理技士おすすめテキスト」のページを作成しておくので活用してほしいが、原則はあくまで自分で手に取って購入する事だ。
※ブログ作成時の2月7日現在は令和2年度のおすすめテキストとなっているので注意してください。
勉強の計画を立てる
さて、テキストを購入し、いきなりバリバリ勉強できる人はもはや、その時点で第一次検定合格間違いなしである。
それができなくて困るのが人間のサガであろう。
かといってこのままテキストにホコリが積もるようでは、逆に第一次検定不合格間違いなしである。
そこで、私がおすすめするのは、学習計画を立てる事。
第一次検定が行われる6月13日(日)までの約4か月間、週にして約17週、途中にあるゴールデンウイークも含めどのように使うかを計画するのだ。
購入したテキストと手帳もしくは、卓上カレンダーを用意しよう。
そしてたとえは、購入したテキスト3冊の勉強を週ごとにどのように振り分けるかを決めるのだ。
この時に注意したいのは、余裕をもった計画を立てることだ。
例えば次のような感じだ。
初日に過去問を1年分解いてみて、雰囲気をつかみ、どのような問題がでて、問題ごとにどのようなカテゴリーに分けられるかを把握しよう。
最初の1週目から4週目で薄いテキストを3周勉強しよう。
5週目から9週目で厚いテキストを3周しよう。
10週目で過去問を3年分解いてみよう。
11週目はゴールデンウイークなので集中して薄いテキストと厚いテキストを2周ずつ
12週目に過去問3年分
13週目に薄いテキスト2周
14週目から15週目に厚いテキスト2周
16週目に過去問3年分
最後の17週目は予備週として設けておこう。
次はもう少し細かく、どの週にテキストの何章を勉強すると計画しながら、計画の微調整をするとよいだろう。
尚、サイト内の「施工管理技士の学習法」のページをご覧になってもらうと、さらに詳しい学習法のコンテンツ販売をしているので興味があれば購入していただきたい。
その中には「施工管理技士PDCA学習表」という上記の計画をより細かく記入でき、さらに立てた計画通りに進まなかった場合の修正もしやすい表が添付されている。
さぁ、勉強の計画ができたら、少しはモチベーションがあがっているはずだ。
ここからは、弱い自分との勝負。
仕事を効率よく終え、勉強の時間を確保する日々の戦いが始まる。
ぜひ、充実した一年にしていただき、来年の今頃に「施工管理技士」となっている自分を目指そう。
この記事はこの人が書いています。
施工管理技士アルノ
1級建築施工管理技士
1級電気工事施工管理技士
1級管工事施工管理技士
1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。
現場監督としての体験、施工監視技士試験の勉強法、
2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。
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