2020.09.12
今回は「きちゃない」話し。
子どもが喜ぶ「う〇こさん」の話なので不快に感じる大人の方はスルーしてください。
でもそれなりに内容は深いかも。
なにより、ゼネコンは否、建設業界はう〇こさんに向き合わねばならない業界なのだ。
私のう〇こさんの経験の一部と、う〇こさんに対する見解を述べようと思う。
連呼してすみません。
う〇こさんの単位
私の大学での専攻は建設業にあまり関係ない内容だったので、ゼネコンに入社したばかりの時は、建設業界用語を覚える事から始めた。
つまり、建設関係を学んできた、まわりの同期達よりも遅い、マイナスからのスタートだった。
そんな時に設計のせの字どころか建設業界の事をほとんど知らない私に、トイレの設計について部長に聞かれた、しかも関西弁で。
「人間は1日どれくらいババするんや?調べて夕方までに報告に来い!」
さぁ困った。
そこからまずは半日、そもそもうんこの単位が分からず悩んでいた。
結局、人の1日の排水量を調べて報告したが、質問の本質である、う〇こさんの量については答えられなかった。
そして私は、いまだにう〇こさんの単位を私は知らない。
う〇こさん回収業者は尊敬に値する
世の中にはいろいろな職業がある。
「職業に貴賤はない」というが、貴い思う職業が私にはある。
工事現場では仮設トイレとして敷地の隅の方や現場事務所の付近などに設置して職人さんなどが使用する。
その仮設トイレには2種類ある「水洗式」と「くみ取り式」だ。
水洗式は下水配管まで直接配管して流すので通常のトイレと同じ仕組みなので衛生的だ。
それに対してくみ取り式はう〇こさんをタンクに溜めてそれを回収業者がポンプ車でくみ上げて引き取っていくのだ。
そして、夏のくみ取り式トイレの悪臭は最悪だ。
溜めたタンクからこの世のものとは思えない悪臭が発生する。
彼(悪臭)の前では万人がひれ伏す。
そんな中、回収業者の方々は、それをもろともせず突き進み回収して去っていく。
その勇気と行動はまるで人生を極めた、「人生の達人」そのものだ。
そしてそれを職業としている彼らのメンタルの強さは計り知れない。
彼らの心意気は尊敬に値する。
清潔な工事現場の仮設トイレを当たり前に
ある大きな工事現場に行った時、仮設ハウス2スパンが丸ごとトイレだった。
清掃がよく行き渡っており清潔そのもの。
そして異臭がぜんぜんしない。
昔は女性用トイレも男子と兼用だったが、そこでは当然、女性用トイレも専用となっている。
工事現場の仮設トイレと言えば異臭の代名詞だが、そこはごくふつうの空間だ。
ふつうに呼吸できるという事はなんと幸せな事か。
私の今までの経験からすると、仮設トイレがきれいな工事現場は、工事の段取りもすばらしい現場だ。
その例にもれず、そこの現場は仕事も見事であった。
建築工事において、う〇こさんは切っても切れない非常な重要な要素だ。
工事中のトイレから建設する建物のトイレの工事まで、人間の生活に係る業界だけに避ける事は決してできない。
う〇こさん、それは人が忌み嫌う要素だからこそ、そこに立ち向かい、挑戦し、快適なものを提供する努力をするだけのやりがいがある分野でもあるのだ。
この記事はこの人が書いています。
施工管理技士アルノ
1級建築施工管理技士
1級電気工事施工管理技士
1級管工事施工管理技士
1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。
現場監督としての体験、施工監視技士試験の勉強法、
2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。
Comments