先輩の名言「この世はカネや!」
- アルノ

- 6 日前
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更新日:7 分前
2025.10.26
「お金は大切だが、お金が全てではない」
「本当に大切なものはお金では買えない」
「一定の資産額を超えると幸福度は変わらなくなる」
等なにかとやり玉に挙げられるお金の話題だが、最近では
「お金がなくては幸せになれない」
「お金がないと老後貧困に陥る」
「お金があれば選択肢が広がる」
等お金の社会的地位も向上してきたように思われる。
そんななか、私が新入社員の頃、先輩が言い放った名言がある。
今回はその名言を通し、私のお金に関する見解を述べたい。
先輩が言い放った名言
新入社員として工事現場で必死に働いていた私に対して、あまりの忙しさとストレスで5年ほど年上の先輩が言い放った。
「この世はカネや!建物建てるのもカネ!ゴミを捨てるのもカネ!何をするにもカネがかかるんぢゃ!」
堂々と「この世はカネや!」と言い放つ人をテレビドラマの悪人でくらいしか見たことなかった私は、衝撃を受けた。
しかしその言葉に対し、反応できなかった。
「この世はカネや!」は別として、その後に続く「建物建てるのもカネ!ゴミを捨てるのもカネ!何をするにもカネがかかるんぢゃ!」については全くその通りだと思ったからだ。
先輩の名誉のために言い直すときっと「金が全てではないが、あらゆることに金がかかる」と言いたかったにちがいない。
若手時代のお金の感覚
20代独身の頃の私は、仕事に必死でお金のことが頭に浮かぶことは、ほとんどなかった。
特に1年目2年目の時などは給料も少なかったので、車を持っている先輩などを見ると「あんな数百万円もするものをなぜ買うのだろう、どうしたら買えるのだろう」などとたまに疑問に思う程度だった。
会社の寮に入っていたこともあり20代のころは毎月10万円程度貯金をしていたが、それを使うという発想や感覚はなく、仕事も忙しかったことから溜まっていく一方だった。
その後入社4年目で仙台に転勤になると工事現場に電車で通うことは困難になり、やむを得ず車を買ったのだが、それでもお金に対する感覚はさほど変わらなかった。
今思えば、生活に困らない程度は給料がもらえていたということなのだろう。
住宅ローンと教育費
結婚し子供が生まれ、30代になり自宅を購入し住宅ローンの返済が始まると、はじめて給料を計画的に使うようになった。
出費が多くなり、さすがに溜まっていく一方とはならなくなってきたからだ。
ただ、決して裕福ではなかったが、苦労することもなかった。
その内住宅ローンの返済も終わり、後は子供の学費という今になってみて思うのは、浪費しない習慣さえあればそこまでお金に困窮することはなく、借金や、生活費などのことが常に頭のなかにあるという状況にはならないということだ。
大切なのは、お金の悩みが常に頭から離れないという状態を回避することだ。
心の平穏がなによりも大切である。
お金はいくらあればいい?
お金は生活に必要な最低限度に少しだけプラスしてあれば十分、という感覚が大切だと思う。
お金が入れば入っただけどんどん使うという感覚は決していい人生とは言えないだろう。
たしかにあるにこしたことはないのだろうが、ありすぎても別の心配がでてきそうだ。
お金があっても金銭感覚を失わないことが大切なのではないだろうか。
何事にもバランスが大切である。
妻との攻防
余談だが先日、妻とこんなやり取りがあった。
「冬にお風呂場が寒いので、風呂場の窓に後付けの内窓をつけたい」
「浴室暖房をつければ寒くないよ」
「ぢゃぁ、リビングの窓につけさせて」
「内窓をつけたいだけぢゃぁねぇか!」
こういう出費を防ぐべく、日々格闘している。
収入は千差万別なので、こういう感覚にはならないという方もいるだろう。
特に住宅ローンについていえば仙台と東京では、その額は2倍、3倍と異なる。
重要なのは、お金に振り回されない人生を送るように収入や生活スタイルをコントロールすることだ。
この記事はこの人が書いています。
施工管理技士アルノ
1級建築施工管理技士
1級電気工事施工管理技士
1級管工事施工管理技士
1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。
現場監督としての体験、施工監視技士試験の勉強法、
2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。





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