アルノ
ヘッドハンティングされまくりなのだが・・・
更新日:2021年3月27日
2020.07.11
私はよく転職のおさそいを受ける。
この1年だけでも3人から声を掛けられた。
ありがたい事に今までトータルすると、10や20では納まらないほどの方から声を掛けていただいている。
建設業のよくある転職の推薦
だいたい声を掛けてくれるのは設計事務所や発注者。
はじめてお誘いを受けたのはゼネコン3年生の時、新築マンションを担当した際の設計事務所の方から、設計に興味ないかと誘われた。
私は、「設計のセンスがないので務まりません」とお断りしたが、「センスは経験で磨かれるから大丈夫」と言われ困った事が思い出される。
そのマンションの竣工後には、発注者であるディベロッパーの担当者からも声を掛けていただいた。
経緯は、そのマンション竣工直後にその担当者がトイレの排水音の調査と対策の検証を行い、私がその騒音測定や資料のまとめを何日もかけて手伝っただが、担当者がその資料を基に検証結果を社内で発表し、褒められた事で私を気に入り声掛けしただ。
そこからコンスタントに声を掛けられるようになったのだが、入社3年目から声を掛けられるようになった事から分かる様に、声を掛ける側からすると、その理由は決して仕事ができるからであるとか、技術力がすばらしいからという事ではないようだ。
声を掛けた本人に理由を聞くと、返ってくるのは「人間性」「誠実さ」「ひたむきさ」といったようなワード。
最近声をかけてきた設計事務所の営業担当などは「お前の笑顔は営業向きだ。ウチの営業に来い」などと言っていた。
ある時、ふと仕事について思索をした際、どんな人と一緒に働きたいかを考えた事があったのだが、声をかけられた経験や自分自身の考えをまとめた時も、私が出した結論は「仕事ができる人」よりも「一緒に働きたい人」。
そういう意味では転職の際の重要な要素のなかに「実績」「資格」などはもちろんだがそれと共に、面接などで判断されるであろうその人の「人間性」といった要素も重要になる。
私の転職経験
そんな転職のお誘いを断り続けてきた私だが、2度転職を経験している。
その際に私自身が転職した理由が「使命感」や「やりがい」なのだから、転職する側の人と転職される側の企業の思いはなかなかマッチングしない訳だ。
なかなか難しい。
ちなみに、転職の声を掛けられる場は、多くが飲み会。
声を掛け慣れてくると「あっ、この人いま誘いたいのだろうな」という雰囲気が分かってくる。
ひどい人になると隣にウチの会社の人間がいてもお構いなしに誘ってくる。
断る際には相手に失礼がないように丁重にお断りするのが基本なのだがある程度、人間関係があり仲のいい人には
「高いでっせ。ほな年収2000万からでどおでっか?」
と言ってはぐらかして断わっている。
そもそも、発注者や設計事務所の方々は現場監督の私に何を求め、どういう仕事をさせたいと思っているのだろうか。
そこにも誘う側と誘われる側のミスマッチがあるようだ。
この記事はこの人が書いています。
施工管理技士アルノ
1級建築施工管理技士
1級電気工事施工管理技士
1級管工事施工管理技士
1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。
現場監督としての体験、施工監視技士試験の勉強法、
2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。