
アルノ
仕事ができる人の条件はこれだ!
更新日:2021年11月14日
2020.06.21
以前、顧客とともに仕事を進めるにあたり、計画力、提案力、実行力の大切さを実感した出来事があった。
エピソードを通し、それを再確認していく。
想像力が計画力の源
ゼネコンから転職して発注者の仕事についていたころ、今度はさまざまなゼネコンに仕事を依頼するようになっていた。
ある時、工期が若干厳しい改修工事を計画する事になり、実際に工事を担当するゼネコンと一緒に現場を見てから実工程の相談をする事になった。
一通りゼネコン担当者と現場をみて工事内容を伝えた後、工程の相談を決める事となりゼネコン担当者に聞いてみた。
アルノ「この工事を、再現場調査、見積、手配、工事で〇月までに何とか、終わりますか?」
ゼネコン「終わりません。」
アルノ「〇月までに終わらせるには、どこをどうすれば終わりそうですか?」
ゼネコン「・・・。」
アルノ「・・・。」
アルノ「逆に工事自体はどのくらいの工期が必要と考えますか?」
ゼネコン「詳細を検討してみなければわかりません。」
アルノ「では〇月までに終わらせるにはどうすればよいか検討してみてください。」
経験が想像を生む
私の中では、そこまで大変な工事でもなかったし、工事内容も明確だったので、現場調査から竣工まで、何とか〇月までに終わると思っていました。
ゼネコン担当者はわりと年配の方だったが経験不足なのか、迂闊な事は言えないと考えたのか、その場では打ち合わせにならなかった。
せめて、
「再現場調査の上、見積書作成で何か月、材料手配で何か月、工事で何か月、工事を〇月までに終わらせるには、数週間足りません。」
くらい言ってくれれば、そこから〇月に終わらせるにはどうすれば良いか一緒に考えられたのだが結局、一旦社内に持ち帰る事になりその後、計画表を作成し持ってきたのは次次週だった。
しかもその内容が、〇月に2週間足りないって、この計画表を作っている2週間があったら間に合ったのに、と言いたくなってしまった。
計画力、提案力、実行力の大切さを実感した出来事だった。
この記事はこの人が書いています。
施工管理技士アルノ
1級建築施工管理技士
1級電気工事施工管理技士
1級管工事施工管理技士
1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。
現場監督としての体験、施工監視技士試験の勉強法、
2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。