2024.11.09
仕事が忙しいと、つい日々の生活に追われて新しいことにチャレンジする意識がなくなってしまう。
そして忙しいと自分はがんばっているからこのままで仕方ない、これ以上は何もできない、と現状に満足しがちだ。
しかし冷静に考えると、今の忙しい生活を続けていると、一生この忙しい生活を続けることになるのではないだろうか。
それで果たしていいのか。
変わりたくても変われない、そもそも変わるつもりがない、そんな人に対して一石を投じてみる。
変わりたい人が陥る罠
変わりたい、そんな人を狙う人がいる。
私が就職も決まり、卒業間近の時、面識のないある人物から電話があり、喫茶店で話すことになった。
その人がいうには、社会人は個人の能力も大事だが、人脈こそ一番大切、その団体に所属すると定期的に業界を超えた勉強会やパーティがあり人脈を広げることができるというのだ。
社会にでると仕事が忙しくなるが、そのなかでこういう武器を持っておくことが非常に大切なのだ。
概要、このようなことを言われた。
社会をしらない学生だった私は「そうなのかな」と思って聞いていたが、その人の話が長く、早くりたかったので、最後に入会金の話をされたところできっぱり断った。
また、社会人になって数年たった際、いわゆるネットワークビジネスが全盛の時、その内の数社から勧誘を受けた。
そのいずれも知り合いだった。
それらの勧誘を断る際「忙しいからできない」というと決まって「忙しいからこそやるべきだ」という。
たしかに、その考え方は正しいかもしれないが、せっかく忙しい時間を割いて自分を変えようとするならば、そのやる内容については十分に吟味する必要があるだろう。
忙しいなら時間づくりからはじめよう
忙しいから新しいことなど何もできない、ならばまず時間を作らねばならない。
まずは、自分の生活リズムの中に、隙間時間がないか総点検をする。
・夜、テレビやSNSに多くの時間を費やしていないか
・通勤時間や昼休みは利用できないか
・大きく時間があく曜日はないか
等々、自分の生活を見つめなおすと、10分以上時間を確保できるタイミングがいくつもでてくるはずだ。
それらはすべて利用できる時間だ。
効率化を考える
仕事が忙しいなら、業務改善や効率化はできないか。
例えば工事現場で働いているなら
・過度にタバコ休憩をとっていないか
・職人さんと話し込みすぎていないか
・効率を考えて、現場巡回や作業を行っているか
・無駄に残業していないか
等となるだろうか。
それらを見直すと、一日当たり30分~1時間程度の無駄が発見できたりするものだ。
その分、毎日早く帰れればそれだけの時間をつくることになる。
どう変わるか
次に最も大切な、その時間を使って何を行い、どう自分を変えるかだ。
実はこの時点で、すでに自分に大きな変化が生まれている。
それは業務効率化と時間づくりという変化だ。
ここまで変われたのだから、その時間を使ってさらに変わることはきっとできる。
では、どう変わるか。
・勉強しスキルアップする
・筋トレ、ジョギングなどを行い健康を保持する
・趣味に没頭する
・家族との時間を増やす
自分に合った選択をするべきだろう。
私のお勧めは、勉強スキルアップだ。
長期的に見た時、自分への投資が一番効果を発揮する。
その結果、さらに時間を作ることさえ可能だ。
くれぐれも作った時間でゲームなどすることがないようにしてもらいたい。
忙しい人ほど変わらなければならない。
そして大切なのは、時間をつくる意識、業務改善効率化の意識を持ち続けることだ。
なにごとも継続があってこそ真価を発揮するのだから。
一時の努力は何も生まない、ということを常に胸にとどめておきたい。
この記事はこの人が書いています。
施工管理技士アルノ
1級建築施工管理技士
1級電気工事施工管理技士
1級管工事施工管理技士
1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。
現場監督としての体験、施工監視技士試験の勉強法、
2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。
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