2024.11.16
現代の日本社会は、思考をしない人が多い。
もっというと、毎日なんとなく生きている人が多い。
それは、ある意味幸せなのかもしれないが、後々後悔することも多いのではないだろうか。
今回はそんな、思考をしない人に警鐘を鳴らしたい。
不良たちの思考
昔は若者が刹那的な考え方をする人が多かった。
「今がたのしければいい」と考える人たちだ。
その多くが、学校の勉強についていけなかったり、運動もさほど得意でなかったりして、放課後は毎日のようにつるんで、やがて不良になっていく、という道をたどった。
そんな将来のことを考えない若者のことを大人たちは心配したものだ。
多くの職人の場合
では、大人たちはどうなのか。
建設業界で働く多くの職人は、8時から17時まで働いて、19時ころには家に着き、風呂に入ってからテレビを見つつ、晩御飯を食べながら晩酌をする。
それを20代から数十年に渡って、何の疑いもなく続ける。
そして気づくと60代になり仕事を引退する。
その数十年の間に果たして、このままでよいのだろうかと疑問に思うことはないのだろうか。
健康について考えない大人たち
そのような生活は、そもそも健康上よくない。
酒がやめられない人。
食生活を改善できんない人。
運動ができない人。
すなわち10年20年先の自分の健康が考えららない人ということだ。
上述の刹那的な若者を心配する前に自分の健康の心配をするべきであろう。
ギャンブルがやめられない大人たち
建設業界にはパチンコにはまる人が多い。
職人だけでなく、現場監督もである。
趣味程度で済むならいいのだが、ついやりすぎてしまう人が多いようだ。
そういう人は、こういう人と言える。
10年20年先の家計の状態が考えららない人。
節約できない人。
技術を上げる、収入を上げる努力と行動をしない人。
自分に投資できない人。
ということになる。
上述の刹那的な若者と、ほとんど同じ思考である。
一般的な会社員
あまり建設業界の職人のことばかり言うのも偏見を助長しかねないので、例を変えてみよう。
一般的なサラリーマンはどうだろうか。
将来のことを考えて働いている人は多いだろうか。
その日の仕事に追われて1年2年と過ぎていく人が多いのではないだろうか。
会社組織にあっても、それでは困る。
部署の書類は共有フォルダを整理しない。
不具合やクレームが減るような仕組みを考えない。
将来必要になるであろう、やるべきことをやれない。
これらのことをやろうとすれば新たな労力がかかる、それがいやだから今日の仕事に追われるだけで時間を消費してしまう。
5年10年後の自部署の仕事を考えららないという部署は、会社にとっても困るのだ。
理想の将来思考
では、どうすればいいのか。
大人たちが刹那的な若者を心配しながらも揶揄するのは、自分が学生の時には将来のことを考え、一生懸命勉強した経験があるからではないだろうか。
それと同じく、社会にでた今も10年後20年後のことを考え、行動すればいいのだ。
それは仕事上のスキルアップの為、キャリアアップの転職の為、収入アップの為、健康の為、さまざま思索し、行動する必要があるだろう。
それらを考えて、それに向かって行動すれば、少なくとも毎晩、晩酌するような、あるいは毎週休日になるとパチンコにいくような生活は送らないはずである。
人は、他人に自分のことを悪く言われると不機嫌になり、耳をふさぎたくなるものだ。
今回のような記事もそういう内容だろう。
従って、当てはまる人ほど、腹がたつに違いない。
しかし、そこを真摯に受け止め、改善の行動をとる人がいるならば、きっと10年後20年後には、このまま過ごす未来とは、違う未来が待っているだろう。
この記事はこの人が書いています。
施工管理技士アルノ
1級建築施工管理技士
1級電気工事施工管理技士
1級管工事施工管理技士
1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。
現場監督としての体験、施工監視技士試験の勉強法、
2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。
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