2024.11.02
新人時代、若手時代に先輩や上司から心無い言葉を受け、傷ついたことはないだろうか。
傷つきやすい私は数多くあった。
そして自分に後輩ができた時は、決してそのような言葉を投げかけることはしないと誓ったものだ。
では具体的にどのような言葉に傷ついたか。
具体例をしめすことにより、あなたの反面教師としていただきたきたい。
そんなこともしらないのか!
「そんなこともしらないのか!」とは質問したことに対し言われた言葉だ。
知らないから聞いているに決まっている。
逆にそんなことも分からないのかと言いたい。
これを言われた結果、私はその先輩に二度と質問しなくなったばかりか、質問することが怖くなった。
それはつまり、会社の立場からみると、社員の技術力をつけさせるチャンスを逃し、成長を止めることになる。
その先輩がその時忙しかったのか、それともあまりにもくだらない質問と感じあきれたのか分からないが、言われた私は深く傷つくと共に、その先輩を嫌いになったころは言うまでもない。
そんなこと当たり前だろ!
「そんなこと当たり前だろ!」
これも質問した時に言われた言葉だ。
当たり前なことも分からないのが若手だ。
百歩譲って上述の言葉をベテラン社員にいうならまだ分かるが、若手に言うのは間違っている。
どんなくだらない質問をしてもゆるされるのが、若手の特権だ。
それを奪うような言葉は若手の成長を著しく妨げる。
私はこの後、質問する際、いちいちこれは当たり前なのだろうかと過剰に考え込むことになってしまった。
そしてその先輩を当然のように嫌いになった。
実力以前の問題だ
「実力以前の問題だ」
どのようなことに対して言われたのかは覚えてないが、深く傷ついたのはよく覚えている。
一般常識を知らなかったことに対していわれたのだろうか。
この言葉はすなわち、お前は実力もないし実力をつけるというスタート地点にすら立てていない、という内容を含んでいる。
表面上の言葉以上に傷つく言い方だ。
いちいち言わなきゃ分からないのか
「いちいち言わなきゃ分からないのか」
ある行動をするに当たって、確認をした時に言われた言葉だ。
確認は大切だ。
しかし、この言葉によって、その後の行動に確認作業をためらうようになってしまった。
正確な仕事をしようとする人対しそれを邪魔する行為は、どの角度から考えても正当化することはできない。
それ以来私は、その先輩に距離をおくようになり、確認は別の先輩にすることにした。
ガキの使いじゃねぇんだぞ!
「ガキの使いじゃねぇんだぞ!」
仕事の現場の進捗確認を指示され、それを報告した時に言われた言葉だ。
その際、言われたことだけを報告したために、一歩踏み込んだ内容を聞かれ答えられなかったのだ。
そんなこと言われなくても確認して当然だろということなのだろうが、若手だった私にはそこまで頭が回らなかった。
経験のある先輩からしたら当然なのだろうが、若手にとっては当然でないということがその先輩には想像ができなかったのだろう。
心無い言葉に深く傷ついた。
いいかげんにしろ!
「いいかげんにしろ」
何をして言われたのかは覚えてないが、ここまで言われるという事は、私も相当なことをしたのだろう。
この言葉の後にもいろいろ言われた記憶があるが、それと同時にいろいろ言われた内容が上述の言葉がショックで、何も頭に入ってこなかったことを覚えている。
自己防衛反応が働いたのだろうか。
その人は、今でも嫌いである。
こうして具体的に言われて傷ついたことを挙げると、私自身が相当使えない新人だったのだろうと思えてくる。
言われて仕方ないような言動、振る舞いをしていたのだろう。
それでもなお、言うべきではない。
そしてお気づきの通り、言われた方はそれをほぼ全て覚えており、ほぼ間違いなく言われた相手を嫌いになっている。
この記事はこの人が書いています。
施工管理技士アルノ
1級建築施工管理技士
1級電気工事施工管理技士
1級管工事施工管理技士
1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。
現場監督としての体験、施工監視技士試験の勉強法、
2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。
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