2024.07.20
社会人であれば誰でも新入社員の奇特な行動に遭遇したことがあるだろう。
何より誰もがその新入社員であったはずだ。
彼らは学生から社会人になったばかりの為、まだ社会生活に慣れていない。
気持ち的にもいっぱい、いっぱいだ。
だからどうしても経験不足、準備不足、想像力不足等の理由から、我々の常識では考えられないような奇特な行動をとりがちだ。
そして失敗の経験を重ねて、彼らは社会人として成長していく。
そんな成長過程の彼らが奇特な行動をとっても、どうか温かく見守ってほしい。
彼らの行動を笑ったり、怒ったりしないでほしい。
でもその行動自体は面白いので、私が今までに遭遇した新入社員たちの印象に残っている行動を紹介させていただく。
配属先に移動中の新幹線で
ある新入社員は入社直後、配属先の社員寮に向かうため、大きなカバンと共に新幹線で移動中だった。
するとそのカバンの中から目覚まし時計が鳴り始めた。
しかしそれは大きなカバンの底の方にあるらしく、止めようにもなかなか届かない。
何とかカバンをまさぐって止められたが周りからは白い目で見られてしまった。
ドンマイ。
はじめての出張ではないのだけど
5人で出張に行った時の朝、集合時間になってもホテルのロビーに新入社員が来ない。
電話をすると慌ててロビーにおりて来たが理由を聞くと「集合時間を聞いていませんでした」とのこと。
前日に必ず、翌朝は何時にロビー集合と確認してから宿泊するのだが、その日は新入社員がその時にいなかったのか、聞いていたが忘れてしまったのかしたらしい。
「聞いてないなら聞けよ!」と全員から突っ込まれていた。
寝坊してみんなに迷惑をかける
出張先でのエピソードをもう一つ。
上述とは違う新入社員の話だが、彼は宿泊先のホテルで寝坊して、やはりロビーの集合時間に遅れてしまった。
集合時間になっても来ないので電話するがでない。
1分ほど時間をあけて再び電話するとようやくでた。
曰く「すみません、今起きました」。
仕方がないので皆で来るまで待っていると10分ほどして降りてきた。
予定していた電車に何とか間に合いそうなので急いで駅にいくと、彼は駅でトイレに行きたくなり駆け込んだ。
起きたばかりで何の準備もできなかったので仕方がないが、一同は結局、予定していた電車には乗れず、30分後の電車に乗ることになった。
封筒の書き方を知らなかった
書類を郵送するために、郵送先の名刺を渡して封筒に宛名を書いてもらった。
「これでいいですか」と持ってきたので確認すると、なんと封筒の裏側に宛名を書いていた。
きっと、封筒を使ったことがないのだろう。
こういった細かいことも、経験したことがないことが多いのが新入社員である。
一つ一つ勉強だ。
私の失敗エピソード
最後に私の新入社員エピソードを一つ。
私は高校3年で免許を取ったのだが、取ったきりで大学時代はほとんど運転することはなかった。
会社に入ると当然、運転は新入社員の仕事。
ペーパードライバーの私ははっきり言って運転に自信がない。
借り上げのアパートから現場事務所までハイエースで移動するのに、毎日ドキドキだ。
そして数か月後、ついに前の車に追突してしまった。
前の車も含め、大事には至らなかったが、私にとって衝撃的な、はじめての交通事故だった。
新入社員の時には誰もが大なり小なり、というか数々の失敗をしているはずだ。
失敗は、本人にとっては一大事だが、周りの先輩上司は笑い飛ばして彼らを安心させ、そして励ましたいものだ。
この記事はこの人が書いています。
施工管理技士アルノ
1級建築施工管理技士
1級電気工事施工管理技士
1級管工事施工管理技士
1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。
現場監督としての体験、施工監視技士試験の勉強法、
2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。
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