top of page
  • 執筆者の写真アルノ

わたしの部下は使えない

2022.01.15

あなたがもし部下をもっているならば、部下の扱いに戸惑う事も多いのではないだろうか。

思うように成果をだしてくれなかったり、逆にトラブルを起こしたり。


だからといって部下に対し怒鳴ったり、怒ったりすればそれはあなたが若い時に受けてきたパワハラ所長と同じ轍を踏む事になり、そしてそれは今の時代では命取りになってしまう。


つまり、今度はあなたがパワハラ上司となり、社内コンプライアンスに抵触し、懲戒の対象になるかもしれない。


そうなる前に部下に対し適切な対応をして、自分も部下も共に納得し、成長する方途をさがさなくてはならない。


今回はその一助になる内容であると信じる。



使えない部下の特徴

まずは、使えない自分の部下の特徴を挙げてみよう。


・同じ間違いを何度もする

・質問を質問で返す

・それどころか分からないのに質問をしない

・指示待ちで自発的に動かない

・成長の意欲が薄い

・叱られ慣れておらず、叱ると激しくへこむ

・コミュニケーション力が低い


なんということだ、湯水のようにいくらでもでてくる。


でもちょっと待ってほしい。


上に挙げた内容は、あなたも若い時に上司から注意され叱られた内容も少なからず含まれているのではないだろうか。


そう考えると部下は決して使えないのではなく、教育されていないもしくは成長の途上であるのかもしれない。



部下が成長すれば助かるのに

そうであるならば、まだまだ伸び代がある部下がもし成長してくれたらどうなるか。


つまり使えない部下が、優秀な部下になったらどうなるだろうか。


そう、自分が楽をできるのだ。


その為には部下をいい方向に教育し、成長させることだ。


いい方向に教育とはどうすればいいのだろうか。


さまざまあるだろうが私が考えるのは、実力を確実に付ける為に自分で学んで勝手に成長するようにする事だ。


そう、それができれば苦労しない。


そうする為にはどうすればいいかが一番知りたいところである。



意識改革

結論を言おう、その為には必要なものは意識改革だ。


勘違いしてはいけない、部下の意識改革ではなく、あなたの意識改革だ。


もう少し付け加えて言うと、あなたの部下の教育に対する意識を変えるという事だ。


部下の教育を仕事の片手間で行うという意識を変え、部下の教育は自身の仕事の最重要事項にして、最優先事項と意識し、部下一人一人の気持ちにたって丁寧に教育するのだ。


それにより、やがて部下は自分で学んで、勝手に成長するようになるだろう。


そうなるまで教育する、そんな時間はないし、そんな事はやっていられない。


そういう声が聞こえてきそうだ。


もしそう思うなら、部下はいつまでたっても使えない部下のままにちがいない。


部下を教育するという事は、2年後3年後の自分の為であり、将来の会社の為でもある。


自分の仕事が忙しくてできないのではなく、部下の教育が自分の仕事なのだ。


そのように意識改革をする事ができた人のみ当面の大変さを乗り越え、優秀な部下を獲得し自分の仕事も楽にすることができる。


部下の未熟さを嘆くのはやめ、自分の教育の意識の希薄さを嘆くべきだ。


部下に未熟さを反省させるのをやめ、部下を教育が未熟だった自分を反省しよう。


自身の意識改革ができたらな、即実践である。


そしてその実践の目標、部下の教育の目標は「部下を自分以上の人材に」である。


自分の環境を嘆くのではなく、自分が環境を変えるのだ。


環境を変える事ができない人は、たとえ環境が変わったとしてもまた次の環境に泣くであろう。


自分と部下が成長するチャンスは今だ!






 

この記事はこの人が書いています。


施工管理技士アルノ

1級建築施工管理技士

1級電気工事施工管理技士

1級管工事施工管理技士

1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。

現場監督としての体験、施工監視技士試験の勉強法、

2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。



閲覧数:304回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page