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  • 執筆者の写真アルノ

戸建住宅の我が家のやばい修繕費事情

2023.11.04

我が家は一戸建て5LDK。


オール電化でエコキュート、全熱交換機、太陽光発電付というスペックだ。


10年あまりでローンも完済し、現在は築16年ほどだ。


しかしローンが終わったからと言って安心はできない。


屈折15年、いままで様々な修繕費がかかってきた。


きっとこれからも、掛かってくるだろう。


私は、賃貸派でも持ち家派でもなく、どちらも良し悪しがあると思っているが、このブログはもしかしたら、賃貸、持ち家論争に一石を投じることになるかもしれない。


ローンだけではない、修繕費という大きな出費が絡むことを思い知るだろう。



トイレ、ユニットバスの排気ファン

我が家は、1階と2階にあるトイレと1階にある風呂に壁付けの小さい排気ファンが設置されている。


その内、1階のトイレは8年目で、ユニットバスは12年目でそれぞれ寿命をむかえ取り替えた。


取替費にそれぞれ数万円掛かったが、結構早く壊れたなという印象だった。


ちなみに、ユニットバスの排気ファンを取替るとき、元の器具はボルト穴にコーキングがしてあったが、取替時に職人さんがコーキングをしないで帰ろうとしたので、呼び止めてお願いしたらふて腐れながらしていったという一コマがあった。


ハウスメーカーの現場監督は雑工事には来ないので、手抜き工事をしないか注意が必要だと思い知らされた。


ゼネコンだったら、少なくとも作業の初めと終りにはあいさつも含め顔をだすのだが、その点でも驚いた。


いずれにしても、職人さんに当たりハズレがあるのは、今も昔も変わらない。



食器洗浄機

食器洗浄機が13年目に異音を立てて動かなくなってしまった。


取替も検討したが、高くなるので、まずは自力で直してみようと分解して、清掃してみた。


数日かけていろいろ試してみたところ、ある部材が故障していることが分かった。


メーカーに問い合わせたところ、部材が売っているそうなので取り寄せて取り替えると無事動き出した。


今のところ元気に動いているが、取り替えていたら、10万円は軽く超えていいただろう。



エコキュート

14年目のある日、突然エコキュートがお湯を沸かさなくなった。


症状を確認しハウスメーカーとも相談したが、取り替える事となってしまった。


その金額、約80万円。


しかも納期に2か月掛かるという。


その間、お湯が全く使えない。


もし、エコキュートでなくガス給湯器だったら、20万円もかからず、納期もここまでかからなかっただろう。


エコキュートは省エネでオール電化との相性もよく、メリットが大きいが、こういう欠点があったとは予想できなかった。


温泉地が近い我が家は、お湯が使えない間、2日に1回、公共の温泉施設に通ってお肌つるつるになったのはうれしい誤算だ。



太陽光発電装置

そこそこ大きな容量の太陽光パネルを屋根に積んでいる我が家は、電気代の面や、東日本大震災の時などにそれが大活躍した。


太陽光発電装置は大きく「太陽光パネル」と「パワーコンディショナー(以下パワコン)」という機器に分類される。


前者は発電するパネル、後者は発電した電気を使用できる状態に整えるものだ。


我が家の太陽光発電装置には、10年のメーカー保証が付いていた。



しかしパワコンが4年目と10年目と度壊れ、保証でパワコン一式を取り替えた。


また、8年目ある快晴の日、いつもなら1時間当たり3,000Wh以上発電するところ1時間当たり2,000Wh程度しか発電していないことに気づいた。


3系統ある太陽光パネルの系統の内、1系統故障していると推測し、メーカーに見てもらったところ、太陽光パネル1枚の配線部分が故障しており1系統分発電できてないとのことだったので、メーカー保証でパネルごと1枚取り替えてもらった。


ここまでで、メーカー保証の10年の内、3度故障したことになる。


私は10年目にパワコンを取り替えてもらった時、メーカーの方に「10年の内に3度壊れ、10年経ったからこれ以上保証しませんということはないでしょうね。」と言ったところ、社内で相談しますと言ったきり返事はこなかった。



保証できないにしてもせめて返事だけでもほしいと思っていたが、これ以上言うとクレーマーになると思い(すでに十分クレーマーかも?)諦めた。


一流メーカーでもその程度の対応しかできないのは、なんとも悲しい限りだ。


ちなみにその後15年目にパワコンの温度異常表示がでたので、排気ファンが壊れたかなと思いメーカーを呼んで見てもらったところ、案の定ファンが壊れていた。


「自分で変えるからファンだけ売って」と言ったところ、「売ってもいいですが、私が直さないとメーカーとして責任をもてなくなります。」と言われた。


「今更、何の責任だよ」と思いつつ仕方ないので取り替えてもらったところ、しっかり2万円取られた。



築15年目の点検に伴う補修

築15年次にハウスメーカーによる総点検を行った。


そして屋根の補修と外壁金属パネルの塗装を行ったほうが良いということになった。


私も劣化が気になっていた部分だったのでやってもらうことにした。


4方全面足場をかけ、屋根と壁の補修を2週間ほどかけて行ってもらったところ、200万円掛かった。


今となっては、東日本大震災を経験している建物なので、地震保険等が使えないか確認すればよかったと思っている。



結局、15年余りを迎えた戸建て住宅の我が家は修繕費で様々合わせて300万円以上かかっている。


月々にすると17,000円といったところであろうか。


分譲マンションの修繕積立費の平均は国土交通省の調査によると12,000円程度とのことなのでマンション平均より少し高くかかっているだろうか。


賃貸はこのお金がかからないと思うと、賃貸も有かなと思えてくる(実際は家賃に含まれているのかもしれないが)。


持ち家派の方も戸建てであろうと、マンションであろうと、ローンの他にこれだけと修繕費がかかることを認識した方がよいだろう。






 

この記事はこの人が書いています。


施工管理技士アルノ

1級建築施工管理技士

1級電気工事施工管理技士

1級管工事施工管理技士

1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。

現場監督としての体験、施工監視技士試験の勉強法、

2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。


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