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  • 執筆者の写真アルノ

ただ仕事をしていても実力はつかない

2022.05.07

多くの人、特に若い人は成長して実力をつけたいと考えているだろう。


今の仕事がどんなに嫌でも実力がつけば評価され待遇もよくなるはずであるから。


しかし例えば、新入社員として同時に仕事をはじめたにもかかわらず、3年もすると同期の中でも実力差がつきはじめる。


いったい何が違うのだろう。


頭の良さや適正、さまざまな要素はあるだろうが、私が考える一番大きい要素は仕事に対する意識の違いだ。


ではどのような意識で仕事に取り組めばよいのか。


その意識のコツ、思考のコツを長期、中期、短期に分けて紹介する。


きっとこのブログを読み終え、実践し続ければ3年後、自分でも驚くほどの実力がついていることだろう。




長期的思考のコツ

長期的思考として大切なことはまず、自分は将来どのようになりたいのか、「所長になりたい」「部長になりたい」「社長になりたい」「独立して会社を立ち上げたい」という明確な将来像をもつ事だ。


それによりそこから逆算して何歳までにどうなるという目標を持つことができる。


たとえ今の仕事が不本意で仕方なく従事しているとしても、深く思索して自分の意思で仕事に向きあう、つまり受け身でなく、能動的に成果をあげる為に取り組むならばその仕事でつちかうことは全て自分の力となるだろう。


仕事をする中では、つい愚痴をいいたくなる時もあるにちがいない。


愚痴とは他人の悪口がほとんどではないだろうか。


もしその愚痴の内容を他人のせいではなく、自分の挑戦課題とすることができたらどうだろう。


愚痴はなくなり、能動的に課題に取り組むことができ、力をつけることができるという姿勢になる。


こんなにすばらしいことはないのではないだろうか。


将来像を持ち他人のせいにしない、これが大切である。



中期的思考のコツ

中期的思考として長期的思考に密接に関わる意識だが「会社が自分を育ててくれる」という意識を捨てることだ。


この考え方はすでに受け身である。


逆に会社という環境を利用して成長しようと考えると仕事への積極性が生まれるだろう。


また少し視点を変えて、個人の成長という点における「個人事業主」と「会社員」の決定的な違いはなにか。


個人事業主に大きな失敗は許されない。


それはそのまま倒産につながり負債を抱えることになる。


対して会社員は大きな失敗をしても個人で負債を抱えることはないし、クビになることも滅多にないだろう。


つまり会社員は大きな挑戦がしやすいのだ。


これほど自身の成長の為の絶好の環境はないだろう。


その挑戦のなかで明確な成果をだすと共に、その為に苦労した経験を一過性のものとせず自分の実力、財産とする。


これが、中期的な視点てもつべき思考である。



短期的思考のコツ

最後に短期的にもつべき思考について。


短気な人や若人は得てして角が立つ物言いをしがちだ。


それは時として敵を作りやすい。


つくらなくていい敵をつくることほど反価値なことはない。


そこで気を付けたいのは反対意見をいう時には提案する方法で言うことだ。


例えば

「その方法では本部長に却下されると思います。」

ではなく

「本部長の賛同を得る為にこういう方法で資料作成するのはどうでしょうか。」

という具合だ。


言われた相手が受けとめる印象もだいぶ違うのではないだろうか。


またどんなに違う意見でもそれなりにいい面がある。


ピータードラッカーなどは「決定の過程では意見の不一致が必要だ」とまで言っている。


意見の不一致があることを当然のこととして、その意見はどのような立場、思考から生まれるのかを考える、要は相手の立場になってみてみるということだ。


敵をつくらない思考と配慮を行うようにしたい。



以上、実力をつける為の意識、思考を長期、中期、短期に分けまとめてみた。


これらの意識をもって仕事をする場合と、ただ毎日の仕事に追われて仕事をする場合で3年後、どのような違いが表れるか、考えただけでもその差を予測できるのではないだろうか。


ぜひ、これらの意識を持つ習慣を身に付けてほしい。






 

この記事はこの人が書いています。


施工管理技士アルノ

1級建築施工管理技士

1級電気工事施工管理技士

1級管工事施工管理技士

1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。

現場監督としての体験、施工管理技士試験の勉強法、

2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。


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