• アルノ

ゼネコンのイメージ悪すぎるだろ

更新日:2021年3月27日

2020.08.12

ゼネコンと聞いてなにを思い浮かべるだろうか。


激務、忙しい、きつい、偉そう、闇、ヤクザと言うところだろうか。


いいイメージが全くないではないか。


実際のゼネコンとはどのような職場なのか、ゼネコンに長年勤めてきた私が経験したお話をしよう。


尚、ゼネコンといっても会社なので、総務もあれば営業もある。


ここでは一般的にイメージしやすい新築建築工事の現場監督について語る。



ゼネコンと言えば偉そう

現場監督と言えば偉そうなイメージがあるだろう。


実際はどうだろうか。


ひと昔前は偉そうなパワハラ人間ばかりだった。


そのなごりか、今でも特に年配の人はそういう人が多い。


職人さんや、サブコンに対して恫喝まがいの言葉を浴びせ、相手を精神的に追い込むようなヤカラがいるのはたしかだ。


ただ、だいぶマシになってきた印象はある。


個人的にはそうような人を人と思わないようなヤカラは、早く根絶したいと思っている。


態度がえらそうというだけでなく、権威もあるようだ。


私が数十億の現場を担当した時、サブコン担当者に直接所長に言うようにお願いしたところ、現場所長とは立場がちがい話しがたいので取り次いでくれと逆にお願いされた事がある。


そのように思っている人もいるようだ。



ゼネコンと言えば激務

ゼネコンと言えば出てくるワードは激務だろう。


現場監督はたしかに忙しい。


特に若手は、朝だれよりも早く来て現場を開錠し、夜はだれよりも遅く残り現場を施錠して帰る。


昼間は現場で工事の段取りや職長さん(職人さんの責任者)達と打ち合わせ。


17時を過ぎ職人さんが帰った後は、その日に撮った工事写真の整理や次の日の段取り、施工図の作成等々。


これでもかというくらい仕事がある。まさに激務だ。


それでもここ数年は働き方改革の波が建設業界にも押し寄せ、今までは通常営業だった土曜日や祝日を何とか休みにしようという動きがでてきているようだ。



ゼネコンの仕事内容

では現場監督は実際どのような仕事をしているのだろうか。


パッと思いつく限りの業務内容を羅列してみると次のようになる。


・品質管理

・原価管理

・工程管理

・安全管理

・施工図作成

・人材管理

・下請会社との打合せ

・設計事務所との打合せ

・発注者との打合せ

・役所との打合せ

・近隣住民対応

・各種書類作成

・各種雑用


簡単に羅列しているが、一つ一つの業務が濃くて大変だ。


これらを小さい現場だと一人で、大きい現場でも十数人で行うのだから想像を絶する忙しさであろう。



ゼネコンに必要な能力

これらの仕事を行う為に、私が現場監督として必要と思う能力は次のようなものだ。


・技術力

・提案力

・交渉力

・分析力

・段取り力

・人間力


最後の人間力は私が最も大切だと思う能力で、もう少し具体的に言うと次のようなものだ。


・顔の表情

・言葉使い

・立ち居振る舞い

・姿勢

・服の着こなし

・気遣い


等、一般的にオーラと言われる外面に漂う雰囲気、人を引き付ける能力のことを指す。


それだけ現場監督という仕事は多くの人と関わり、多くの人と一緒に仕事を行うものであり、円滑に仕事を行う為には人間力が欠かせない能力なのです。




ゼネコンという仕事のやりがい

ここまで述べてきた事を振り返ると、ゼネコン現場監督という仕事の悪い面ばかりのように見えるので、最後にゼネコンという仕事のいい面を紹介して終わりたいと思う。


それは、何といってもやりがいだ。


苦労した分、建物が完成した時の達成感は何物にも代えがたいものがある。


私が、特にそれを感じるのが外部足場を解体して建物の全体が現れた時と発注者に建物を引き渡して責任が自社から離れた時だ。


何もないところに、一から職人さんたちの手作りで建て外観が現れた時、苦労した甲斐があったという気持ちになる。


また建物を引き渡した時は、もうこの建物にこなくなると思うと、少し寂しくなったりするものだ。


きっと、この達成感がなかったら、ゼネコン現場監督の8割がやめてしまうに違いない。






 

この記事はこの人が書いています。


施工管理技士アルノ

1級建築施工管理技士

1級電気工事施工管理技士

1級管工事施工管理技士

1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。

現場監督としての体験、施工監視技士試験の勉強法、

2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。


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