あなたの技術力はあなたの人格の総合力

2026.10.03
現場監督という職種には技術力が求められる。
しかし、そもそも技術力とはいったいどのような能力なのだろう。
それは単なる知識だけではけっしてなく、多角的な点からみるべき能力だと考える。
今回は、現場監督に求められる技術力について、多角的な面から述べてみよう。
知識としての技術力
現場監督は日々学習しながら知識を積み上げている。
その知識の一つ一つが技術力として自身の力となる。
知識はあるいは先輩から学んだり、あるいは職人さんから学んだり、さらには資格試験の勉強を通して学んだり、最近ではAIを活用したり(AI活用時にはハルシネーションに注意せねばならないが)、様々な方法で身に付けられる。
その知識の量、特に資格試験の勉強から得られる知識などは、本人のやる気次第で多くもなり、少なくもなる。
つまり知識から得られる技術力の量は本人次第ということである。
経験としての技術力
現場監督は日々業務をしながら経験を積み上げている。
その経験一つ一つが技術力として自身の力となる。
業務の中で困難に直面し、時にはうまくいったり、時には失敗したししながら経験を重ねる。
経験による技術力は、修羅場を多く経験した人ほど多く得られる。
つまり経験から得られる技術力の量は、本人のチャレンジの量によるということである。
コミュニケーションで生まれる技術力
技術力の多くは前述の知識と経験から得られるということは広く知られている。
しかし、その人の技術力はそれだけに限らない。
自分にはない知識、自分では経験したことがない、あるいはたとえ自分の専門外のことでも、身近にいる先輩、職人、協力会社の人に聞くことにより自分の知識となり、経験になるのだ。
しかしそれは、自分から積極的に求めなければ得られないし、普段のコミュニケーションが不足しており、人間関係が薄ければ得られない場合もあろう。
コミュニケーション力から生まれる技術力はたしかにある。
人脈による技術力
コミュニケーションから得られる技術力にも関連するが、ここで挙げる人脈による技術力は更に広範囲となる。
同じ現場を担当していなくても電話やメールでアドバイスを受けられる。
以前一緒に現場を担当した協力会社の人から得られるアドバイスもある。
または、人脈を通じ仕事を発注することにより、自分とまったく関係ない職種の仕事をこなすことができる。
更には、人脈を通じて人を紹介してもらうことにより、まったく違う業界の仕事すらできることもありえる。
いうなれば、人脈こそ最大にして最強の技術力といえるかもしれない。
技術の統合力
さて、ここまで挙げてきた技術力について、共通する大切なことがある。
それは知識にしても経験にしても人脈にしても得られた技術力を自分事として落とし込まねば、自分の技術力にはならないのだ。
「前の現場で同じようなことがあったけど、その時どうしたんだっけ?」というようなことは、現場監督をしていれば誰もが経験する。
特にコミュニケーションや人脈による技術力は、人にお願いするという特性上、任せっぱなしになってしまったなら、全く自分の力にはならない。
どうのように対処したかを、自分のことのように関わり、身に付けねば自分の力とはならない。
学んだこと、経験したことをいかに自分の技術力とするかを確立しているか否か、技術力をつける上で、これこそもっとも大切なことといえるだろう。
いかがであろうか。
技術力とは自分の力になってはじめて技術力といえる。
それを理解し、身につけ、さまざまな方法で自身の技術力を高めたいものである。
施工管理技士アルノ
1級建築施工管理技士
1級電気工事施工管理技士
1級管工事施工管理技士
1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。
現場監督としての体験、施工監視技士試験の勉強法、
2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。





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