照明の色の不思議「色温度」と「光の三原色」
- アルノ

- 7 分前
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2026.08.15
照明の光には色の種類がある。
光の三原色は有名だが、照明の世界では「色温度」という別の概念がある。
色温度とはいったいどのようなものであろうか。
光の三原色との違いはなんであろうか。
それぞれ解説してみよう。
色の三原色と光の三原色の違い
はじめに色の三原色と光の三原色の違いについて整理しよう。
色の三原色とは、減法混色ともいわれ、色材: 水色 (Cyan)・紫 (Magenta)・黄色 (Yellow)の3原色を混ぜ合わせると光を吸収し、暗い色になっていき、すべてを混ぜると黒色になる。
絵具やカラープリンターなどをイメージすると分かりやすいだろう。
一方、光の三原色とは、加法混色ともいわれ、色光: 赤 (Red)・緑 (Green)・青 (Blue)の3原色を重ね合わせると明るい色になっていき、すべてを混ぜると白色になる。
テレビ、スマートフォン、プロジェクターなどをイメージすると分かりやすい。
今回は照明器具、つまり光の話なので、後者の光の三原色の話となる。
色温度とは
冒頭にも述べたが、照明器具の色には色温度という概念もある。
色温度とは、炎の光(橙)から白色光を経て空の光(青)を温度で表現するというものだ。
すなわち、
ロウソクの赤い炎は色温度2000K(ケルビン)、
蛍光灯の白い光は5000K、
晴天の青空は8000K
といった具合だ。
星の色を思い浮かべると、赤い星は温度が低く、白色の星を経て、青い星は温度が高いと考えるとイメージしやすい。
照明器具が取り扱っている色温度としては、
2600K~3250Kの赤っぽい色を電球食
3250K~3800Kのやさしいオレンジを温白色
3800K~4500Kのかなり白に近いオレンジ色を白色
4600K~5500Kのかなり白に近い若干青がかった蛍光灯の色を昼白色
5700K~7100Kの青といってもいいくらいの白色を昼光色
と呼んでいる。
なぜ光の三原色がありながら、色温度という概念があるのか。
私の推測なのだが、4つの理由があると思われる
・照明器具の多くは生活空間で使用するため、3原色を元にした多色は必要ない
・人類の歴史の上から、昼は日の光、夜は炎による光の下で生活をしてきたから
・3種類(3原色)で色を表現すると複雑となるが2種類(温度)で表現すると分かりやすい
・蛍光ランプでは複雑な色を出すのに蛍光体の成分開発をしなくてはならず開発費がかかる。
つまり色温度という概念がなにかと便利ということだ。
青色発光ダイオードの発明
現在では青色発光ダイオードの発明により、蛍光灯からLEDランプに代わり、その色も3原色を容易に混ぜ合わせることが可能となった。
しかしながら建物内で使用する照明器具の色は変わらず色温度により表現している。
少し考えれば、照明の色が緑色や紫、黄色などであれば仕事や生活がしにくいのは容易に想像できる。
人はDNAレベルで、昼間の白色だと働き、夜の炎の色だとリラックスするという感覚が刻みこまれているのだろう。
一方、演出に使う照明は多彩な色を使用することが可能となった。
イルミネーション、プロジェクションマッピング等を思い浮かべてもらうと分かりやすいだろう。
たしかにここ数年、演出用の照明器具の種類は目に見えて多くなっている。
不思議な宝石
色温度に関して、私に関する小話が一つある。
アレキサンドライトという夜はルビーのように赤く輝き、昼はエメラルドのように緑色に輝くという不思議な宝石がある。
ロウソクの炎(2000K)に赤く光り、太陽の光(5~8000K)に緑色に光るのだ。
ちなみに蛍光灯の白色でも緑になるため、現在では昼でも夜でも緑色であるともいえるが・・・。
ひと昔前、この宝石を使いデート商法をしていた貴金属屋があった。
悲しいかな、私もそのデート商法に引っかかった一人である。
以上、照明器具における光の三原色と色温度の違いについて述べてきた。
結論すると、生活空間における照明器具の色は色温度を使用し、演出につかう照明器具では光の三原色を使用するということだ。
それぞれ使いやすい理由があり、使い分けていると考えると納得できる。
施工管理技士アルノ
1級建築施工管理技士
1級電気工事施工管理技士
1級管工事施工管理技士
1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。
現場監督としての体験、施工監視技士試験の勉強法、
2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。





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