2023.10.21
建設業界に対するネガティブな印象は不思議と湧いて出るほどいくらでも思いつく。
逆に建設業界のいいところを言おうとすると「やりがい」あとは・・・という状況ではないだろうか。
確かにゼネコンは長時間労働などで心を病む人が多いし、職人さんは暑い、寒いという中で土にまみれ、コンクリートにまみれながら働いている。
一般的なサラリーマンに比べたらその職場環境は雲泥の差だ。
そこで今回は、この印象の悪い建設業界を目指す人には光を、既に働いている人には誇りを届けるために、建設業界の決定的なすごさをブログにした。
東京都市圏の力
東京都市圏という行政区を超えた地域でくくる単位をご存じだろうか。
定義でいうと、東京23区、横浜市、さいたま市、千葉市、立川市、武蔵野市、川崎市、厚木市となる。
場所的には関東平野の海側となり、面積的には関東平野の南の一部分となる。
その東京都市圏が実は世界各地の都市圏の中で世界一の規模を誇っている。
世界の他の都市圏と比較すると例えば、
人口では
1位 東京都市圏 38,000,000 人
2位 ジャカルタ都市圏 34,000,000人
GDPでは
1位 東京都市圏1,520.0 USドル
2位 ニューヨーク都市圏1,210.0 USドル
となり、その実力が数値からよく感じとれ、日本人としてとても誇らしく思える。
東京都市圏の広さ
飛行機で上空から東京都市圏を見たことがあるだろうか。
飛行機の高さでみても、関東平野全体を見渡すことはできないくらい広い。
そしてそのほとんどが建物群で埋め尽くされている。
東京首都圏の色はほぼグレーだ。
スカイツリーの展望台からの景色を見たことがある方でも共感していただけるのではないだろうか。
試しにグーグルマップの航空写真で見てみても、そのグレー度合いがよくわかる。
なぜグレーかというと、上空から見えるのは道路と建物の屋上だからだ。
大きな公園や皇居以外は、見渡す限り建造物でできているというわけだ。
自宅から目的地まで建設業界
思えば現代人は、生活していればほとんどの人が外出する。
どこへ外出するだろうか。
人それぞれ会社、学校、買い物、食事等さまざまな用事があって外出するだろう。
しかしよく考えると、ハウスメーカーが建てた自宅を出て、土木会社が作った道路を通って、建築会社が建てて目的地の建物に着く。
自宅から道路、そしてほとんどの行先まですべて建設業界で作ったものなのだ。
それが、東京都市圏全体にまで広がっていると考えると、なんと壮大なことだろう。
その建設業界の仕事の成果の重ねが、世界一の東京都市圏をつくり上げたのだ。
東京都市圏すべて建設業界が作った
日本が誇る東京都市圏の建造物、スカイツリーに上り、展望台からみたグレーの景色のすべて、さらにはそのスカイツリー自身ですら建設業界が建てたものだ。
スカイツリーからみた景色、飛行機から見た景色のすべてが建設業界によるものと考えると、ものすごいことだと否が応でも感じざるを得ない。
建設業界の方なら分かるように、建物を一つ建てるということは様々な人の苦心の上にできあがる。
戦争でそのほとんどが焼け野原になってから約80年、その苦心を繰り返し、建造物の一つ一つを建てながら、その範囲をここまで広げてきた。
先達の苦労と成果を引継ぎ、それを今、建設業界で働いている我々が引き継いでいると考えると、建設業界に携わっていること自体が誇らしくなってくる。
このように考えると、たしかに未だに職場環境は決していいとは言えない建設業界だが、長い間に渡って、人々の命と財産を守り、生活を支え、快適性に寄与し続ける建設業界をすごいと思っていただけるのではないだろうか。
建設業界の人たちの苦労があって、人々の安心、安全、快適があることを誇りにもっていきたい。
この記事はこの人が書いています。
施工管理技士アルノ
1級建築施工管理技士
1級電気工事施工管理技士
1級管工事施工管理技士
1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。
現場監督としての体験、施工監視技士試験の勉強法、
2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。
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