アルノ

2022年10月29日5 分

転職のタイミングはいつがいい?現場監督をやめてよかったと言いたい

2022.10.29

現場監督はハードな仕事だ。

休日も仕事のことで頭の中がいっぱいだし、将来が不安で仕方ないし、ストレスから暴飲暴食しがちだし、心身ともに健康とは程遠い生活になってしまう。

それならば、やめればいいと思うが実際にはそう簡単にはやめられないと思う人が多いのではないだろうか。

心を病んでしまった等の緊急事態なら直ぐにでもやめなければならないが、そうでない場合は、次の仕事がどうなるかが不安だし、結婚していれば家族の生活にも直結するし、なかなかやめるという選択肢は選びにくいだろう。

ではどうすればいいか。

計画的にやめることだ。

どのように計画すれば、現場監督をやめてよかったと言えるかを提案したい。

一人前になることが大切

現場監督をやめるには次の仕事で、今より働く環境が良く、収入も多くなければ後悔するに違いない。

それには、次の職場で即戦力として働け、周りから認められる人材になる必要がある。

言い換えれば、現場監督の経験を生かした職場に転職するために、現場監督としての実力をつける必要があるということだ。

例えば、ゼネコンに入った新卒新入社員が半年でやめたとしたら、どこの会社がその人を現場管理能力の高い即戦力として見てくれるだろうか。

それは、入社2年目、3年目でも大して違いはない。

誰もが認める人材になるには、どうしたらいいだろうか。

資格を取得しよう

誰もがその実力を認めるのは、働いている会社の知名度、仕事の経験年数、実績、そして取得している資格等だ。

中でも資格はどの会社に勤めていようが、仕事を何年経験していようが関係なく、実力があると認めてくれる大きな材料だ。

逆に年齢を重ねているにも関わらず、資格を持っていないと実力がないと判断されかねない。

その意味では1年でも早く取得するべきだ。

私が現場監督に取得を薦めている資格は1級施工管理技士だ。

それもできれば複数。

例えば私は1級施工管理技士を4種類取得している。

そうなると、どこの現場にいっても顧客から信頼され、転職時には引く手あまたの状態となり、まさに転職し放題だ。

まずは建築系の現場監督なら1級建築施工管理技士、土木系の現場監督なら1級土木施工管理技士を取得しよう。

1級施工管理技士取得コツはこちらのリンクを参照。

施工管理技士勉強方法

転職エージェントに登録しよう

1級施工管理技士を取得したら、今の仕事は続けながら具体的な転職活動を開始だ。

まず、はじめに転職エージェントに登録しよう。

転職エージェントは無料で利用でき、担当者がこちらの要望に沿った条件の求人情報を探してくれ、エントリーシートの書き方や、面接時のアドバイスなどをしてくれる。

はじめての転職では誰もが素人だ。

どのようにすすめればいいか分からず、どのような点に注意すればいいかも分からなくて当然だ。

しかもそれを働きながらやろうとすると平日の夜や休日を使ってしなくてはならない。

そこを転職のプロである転職エージェントが親身になってサポートしてくれる。

例えば一人で転職活動をしていれば「年収はいくらもらえますか?」とは、なかなか聞きにくいものだが、転職エージェントは求人の段階でこちらが指定した年収の企業を探してきてくれる。

こんなに頼もしい存在はない。

ぜひ利用したい仕組みだ。

転職エージェントの登録は下記のリンクを参照。

建設業の転職

おすすめの転職先

では、どのような職種に転職すれば良いだろうか。

前述したように、現場監督としての経験とスキルを活かせる職場がおすすめだ。

具体的にいうと不動産関連やディベロッパー関連だ。

仕事内容は、建物を建てるにあたって発注者側からゼネコンを管理するということになる。

当然その際には、現場管理で培ってきた知識やスキルを有効に活かしていけるだろう。

これらの会社は働き方にゆとりがありしかも高収入と言われ、実際にゼネコンやサブコンから転職して、土日祝日は必ず休みで残業もあまりなく、年収も1000万を超えたという成功例が多々見られる。

他にも大きな企業、特に発展している業界や企業は自社ビルを建設する、あるいは自社のビルの営繕を行う部署が必ずあるので、そのような部署をもつ大きな企業で求人を探すのもいいだろう。

きっと現場監督としての力を活かせ、より好待遇の職場に転職することができるだろう。

経験年数5年~10年が目安

では現場監督をいつまで続ければいいのだろうか。

資格は取得したが、いつ転職をすればいいのだろうか。

一つの目安は経験年数5年~10年以上と言える。

資格を取得していて、これくらいの経験年数があれば、どの企業も人材と判断してくれるだろう。

しかし、逆に年齢が高くなりすぎても転職市場における価値は下がっていく。

転職の最適期間は30代40代と言え、50代になると転職活動は厳しくなってくるので注意が必要だ。

ジョブホッパーでもない限り、一生の内に何度も転職することはお勧めできない。

せいぜい多くて3回といったところだろうか。

なぜなら企業は長く勤めてくれる人材を探しているので、何度も転職している人に対してはあまり価値を感じなくなってしまうからだ。

そういう意味では、30代で1回、40代で1回程度を計画的に転職すれば、理想の社会人生活に近づけるのではないだろうか。


この記事はこの人が書いています。

施工管理技士アルノ

1級建築施工管理技士

1級電気工事施工管理技士

1級管工事施工管理技士

1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。

現場監督としての体験、施工監視技士試験の勉強法、

2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。

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