2023.05.06
ゴールデンウィーク真っ只中。
どのように過ごしているだろうか。
実は1級施工管理技士試験の受験者にとって、ゴールデンウィークやお盆休みはとても大切な期間となる。
数少ない大型連休を計画的に過ごし、充実したものにすることがとても重要である。
では、大型連休がどのように大切かを解説していこう。
各1級施工管理技士の日程
まず、各1級施工管理技士の日程を確認していきたい。
私が勉強法のコンテンツを販売している1級施工管理技士の日程は、毎年おおよそ以下のようになっている。
・1級建築、1級電気工事
受験申込受付期間 1月末~2月初旬
第一次検定試験日 6月中旬
第二次検定試験日 10月中旬
・1級土木
受験申込受付期間 3月中旬~3月末
第一次検定試験日 7月初旬
第二次検定試験日 10月初旬
・1級管工事、1級電気通信工事
受験申込受付期間 5月初旬~5月下旬
第一次検定試験日 9月初旬
第二次検定試験日 12月初旬
これを踏まえ、大型連休との関連を解説していこう。
ゴールデンウィークと1級施工管理技士の日程
ゴールデンウィークと各種1級施工管理技士試験の関係は以下のようになる。
・1級建築、1級電気工事、1級土木
1級建築、1級電気工事および1級土木にとってゴールデンウィークは、第一次検定前、唯一の大型連休になる。
つまり大幅に勉強を進める最初で最後のチャンスとなるのだ。
逆にここで、勉強を進められないとその後の勉強が非常に厳しくなる。
この期間にテキストを一通り終わらせたり、過去問から徹底的に内容の理解を深めたり、1日1日明確な目標を定めて着実に勉強を行いたい期間である。
・1級管工事、1級電気通信工事
1級管工事および1級電気通信工事にとってゴールデンウィークは、受験申込の直前となる。
この期間にテキストや過去問を購入し、どのようなスケジュールで勉強を進めるかを決めるとよいだろう。
そしてできれば数日間を使って、テキストや試験の内容はどのようなボリューム感かを確認するために勉強をはじめることができれば、非常にいいスタートをきることができる。
ゴールデンウィークが明けて、申込みが済んでから勉強の準備をはじめるのと、ゴールデンウィークというまとまった期間に準備と勉強はじめるのでは、雲泥の差である。
ぜひ後者となるよう計画してまいりたい。
お盆休みと1級施工管理技士の関係
お盆休みと各種1級施工管理技士試験の関係は以下のようになる。
・1級建築、1級電気工事、1級土木
1級建築、1級電気工事および1級土木にとってお盆休みは、第一次検定の合格発表後となり、第二次検定の勉強を進めている期間となる。
そしてやはり第二次検定前唯一の大型連休になる。
特に土木は第一次検定の合格発表から、第二次検定試験までわずか2カ月しかない。
これは1級建築、1級電気工事の3か月に比べてかなり期間が短い。
なおさらお盆休みの過ごし方が大切になると言えよう。
この時期には既に、記述試験で書く内容や安全、品質、工程、コスト等の記述内容を作成し終わり、各用語を自分の言葉で説明できるようになるまで理解を深めるといった期間となっているだろう。
1日1日をどのような勉強に費やすかを明確に定め、大切に過ごしたい。
・1級管工事、1級電気通信工事
1級管工事および1級電気通信工事にとって、お盆休みは第一次検定直前の大型連休となる。
時期的にはテキストを一通り勉強し終え、苦手な箇所を学んだり、過去問を徹底的に解いたりする時期となるだろう。
万が一、勉強があまり進んでいなかった場合には、挽回する最後のチャンスともなる期間である。
自分の勉強の進捗を把握し、どのようなスケジュールで進めるかを明確にし、大きな前進の期間としていきたい。
そして、お盆休みがあけるとすぐに第一次検定である。
追い込みに向け、お盆休みの学習で勢いをつけていきたい。
お正月休み
お正月休みは各1級施工管理技士にとって、第二次検定が終わり合格発表を待つ期間となる。
半年間に渡る勉強の疲れを癒すもよし、次に受験する資格の情報を調べるのもよし、自分なりの過ごし方をするのがいいだろう。
いかがだったであろうか。
お正月休みはともかく、ゴールデンウィークとお盆休みは各1級施工管理技士試験にとって、非常に大切になることが分かったのではないだろうか。
1級施工管理技士を目指して自分自身のスキルアップ、技術力アップの為、充実した大型連休が過ごせるよう、計画したいものである。
この記事はこの人が書いています。
施工管理技士アルノ
1級建築施工管理技士
1級電気工事施工管理技士
1級管工事施工管理技士
1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。
現場監督としての体験、施工監視技士試験の勉強法、
2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。
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