2021.02.27
転職は人生の一大転機だ。
ジョブホッパーのような、転職を繰り返しながらキャリアアップを目指す方でもない限りは、転職活動に慣れているという人はなかなかいないのではないだろうか。
転職を考える機会は人によっていろいろある。
・リストラ
・精神的な問題
・ヘッドハンディング
・人間関係
・会社の経営方針の変化
・職場環境や待遇への不満
・キャリアアップ
あげればきりがないだろう。
かくいう私も転職を2回おこなっている。
私の場合の理由は、ヘッドハンディングと会社の経営方針の変化であるが、いずれも待遇面に関してはより良く転職できたので、転職活動としては成功した部類に入るだろう。
今回はそんな転職活動の経験者として、転職活動ポイントを述べてまいりたい。
①事前準備
事前準備は、言い換えると自己分析だ。
具体的に何を行うかと
・自分のキャリアを整理する
・自分の得意、不得意を確認し適正を知る
・転職活動において優先するべき条件を整理する
といった具合だ。
まずは己を知らなければ戦えないという事だ。
②情報収集
己を知ることができたら、次は敵を知る事だ。
孫氏いわく「彼を知り、己を知れば百戦殆うからず」このマインドが大切だ。
具体的には次の通り。
・転職先を探す
・応募の為の書類を作成する
この際、転職サイト及び転職エージェントは必ず利用した方がいい。
特に転職エージェントはプロの目から見て自分も気づかないような特徴を教えてくれたり、普通では知りえない会社の情報を教えてくれたりする。
更には、自分から相手の会社には言いにくい、例えば求める年収や待遇なども踏まえ、また相手の会社に伝えてくれた上で、求人を紹介してくれる。
ぜひ活用しよう。
下記に転職サイトと転職エージェントに関するページのリンクを貼っておくので参考にしてほしい。
③応募
応募は何社も同時に行うのが原則だ。
一社ずつ行っていてはいつまでたっても決まらない。
少なくも常に三社は同時に進行している状況にしておきたい。
仮に複数の内定がとれても、選択してお断りすればいいだけの事である。
ここで行う準備は以下の通り。
・入社条件、仕事内容、待遇等の確認
・面接対策
前者はエージェントに確認してもらえばいい。
後者は面接で聞かれるであろう基本的な事は、答えを準備しておき、できれば誰か身近な人などに面接官役をお願いして練習をしておこう。
④内定、入社準備
無事、内定が決まったら、入社の手続きにはいる。
入社する会社からも様々準備を求められる場合もあるので、出社日までに漏れのないように準備をしておこう。
転職活動に緊急を要する場合
さて、ここまでは一般的な転職ポイントを述べてきたが、そうはならない場合がある。
それは、会社を突然辞める事になった場合だ。
冒頭で挙げた転職理由の例は、実は緊急度が高いと考えられる順番にならべてある。
大きく分けると「緊急を要する場合」と「じっくり検討できる場合」に分けられるが、リストラの場合や精神的な問題で退職する場合が「緊急を要する場合」にあてはまるだろう。
その場合は必ずしも上記で上げてきた、転職活動ポイントがそのまま当てはまらない。
なぜなら、リストラの場合はただちに転職活動を開始しなければならないし、精神的事情の場合も、あくまでも治療をふまえつつだが、なるべく早く転職活動をしなくてはならない。
つまり、じっくり転職活動を計画し実行する事ができないのだ。
しかし、行うべき内容は転職活動ポイントが中心であり、それをいかに短期間で行うかという事になる。
本質は変わらないという点だけは押さえておきたい。
転職をじっくり検討できる場合
前述とは対照に会社の経営方針の変化やキャリアアップが転職理由の場合、そこまで急ぐ必要はないと言えるだろう。
しかし、いつまでもだらだら転職活動を続けていくのも良くはない。
自分の中で、いつから転職活動を行い、いつまでに転職をするというゴールは決めておきたい。
転職活動の開始の機会は以下のような事がポイントになる。
・近々昇進の予定がある⇒昇進後にキャリアを武器に転職活動開始。
・プロジェクト終了(現場の竣工)が近い⇒プロジェクト経験を実績に転職活動開始
・資格取得を検討している⇒資格取得後に転職活動開始
また、転職活動のゴールは以下を参考に転職活動ポイントを考慮に入れて、設定するとよいだろう
建設業において求人の多い時期は建設業界について言えば2月~3月、9月~10月。
理由は、新年度を新体制や新組織でむかえるための求人と、半期がたち、ある程度落ち着いてきた時期の下半期の求人といったところであろうか。
実際に、私がいま登録している転職エージェントからも2月になって急に求人の通知が増えてきた。
もう一つのポイントは逆の発想になるが、それ以外の時期は急いて採用せずじっくり人材を探すという事になろうか。
そういう意味ではお互いにあまり期間の制約を受けずにじっくり検討できるという事になる。
それらを踏まえたうえで、転職のゴールを設定し、計画的に転職活動を行っていきたい。
すぐに転職を検討しないとしても、今の自分の市場価値をしる意味でも転職サイトや転職エージェントに登録だけしておくという事も大切かもしれない。
今の私がまさにその状況だ。
この記事はこの人が書いています。
施工管理技士アルノ
1級建築施工管理技士
1級電気工事施工管理技士
1級管工事施工管理技士
1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。
現場監督としての体験、施工監視技士試験の勉強法、
2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。
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