アルノ

1月6日4 分

仕事ができない上司の特徴7選

2024.01.06

いつの時代も仕事ができない上司によって苦労する部下は多くいるものだ。

しかし上司には上司の苦労があることも間違いない。

まずは自分自身が上司から、仕事のできない部下だと思われないようにしなくてはならないだろう。

それを踏まえつつ、あえて仕事ができない上司の特徴を挙げてみよう。

ただしこれらに当てはまる上司が自分の身の周りにいるかどうかを考えるより、自分がこれらに当てはまってないかを確認することの方が大切であることを忘れないでいきたい。

これ、今日中にやって

まずは、具体例を一つ挙げてみよう。

仕事ができない上司の特徴の一つに「これすぐやって」「今日中にやって」等、無理なスケジュールで仕事を振ってくる、というものがある。

これがなぜ仕事ができない人の特徴かというと、自分と部下の仕事のボリュームとその仕事の所要時間が把握できていないからだ。

これを部下に任せるとどれくらいかかるから締め切りのどれくらい前にはお願いしないと余裕をもって終わらせられないな、という思考ができればこんなことにはならない。

以下においては、上記の具体例がなぜ起こるかを検証し、その根本的な原因を挙げていく。

思い通りにならないと怒鳴る

時に叱ることは必要である。

「その人の為には、ここで叱った方がいい」

「叱らなければ危険に関わる」等はその最たるものだろう。

しかしこのように考えて叱る人は少ない。

たいていは自分の思い通りにならないことにより怒る人だ。

本来は自分の管理能力、指導力が足りないから部下が思い通りの結果を出せないのに、自分は悪くはなく、部下が悪いと考えて怒るのだ。

これでは、ただのパワハラ上司だ。

叱ると怒るは区別されなければならない。

目の前の仕事しか頭にない

年中とにかく忙しそうにしている人がいる。

きっとなぜ忙しいのか、その仕事が本当に必要なものかどうかも分からず、ただ目の前の仕事をしているのだろう。

無駄なことをやめることも新しいことをすることもしない。

ただひたすら目の前の仕事をする。

これでは、獣や奴隷となんら変わらない。

まさに仕事の奴隷と化している状況だ。

人の気持ちを考えられない

自分のことしか考えない。

従って他人のことや周りのことを考えない。

だから忙しい人にもお構いなしに平気で仕事を振る。

私の周りにこういう上司がいた。

その人の部下はパワハラによる休職からの病み上がりだった。

規則正しい生活による睡眠時間の確保が大切な時期だった。

その部下に対して、夜間工事の現場管理を振ったのだ。

その理由は、みんな忙しくて他にやる人がいないから。

そして部下は生活リズムを崩し、睡眠障害をおこし、再び休職に追いやられた。

その上司は決して悪気があったわけではない。

ただ人の気持ちを考えられない人だった。

工夫をしようと思わない

上司が管理職であることは多いだろう。

課長であれば、課全体の業務を、部長であれば部全体の業務を把握し、部下たちとともにこなし成果をあげる必要がある。

すなわち自部署全体の業務の責任者であるわけだ。

長の責任で、自部署全体の成果を最大化するために、無駄な業務は止め、新しい業務を行い、業務を効率化する必要がある。

そこに工夫がないのは、その部署にとって不幸である。

業務も減らなければ、成果も最大化されないのだから。

成果より、過程を重んじる

組織は成果によって評価されなければならない。

しかし成果より過程を評価する上司がいる。

すなわち残業をよしとする上司だ。

部下がどんなに工夫し成果をあげても、残業する人の方を評価するようでは、仕事ができる人のモチベーションが下がってしまうことは当然である。

思索をしない

以上のような仕事のできない上司の根本的な要因は思索をしないということだ。

なにが良く、なにが悪く、どうすればいいか。

これらを考えなければその部署がよくなるわけがない。

それは業務の成果の上でも、部下の仕事内容の上での、あらゆる面においてである。

思索し、行動をする。

この当然やるべきことの繰り返しをできてない人のなんと多いことか。

自分の上司がどれくらい深い思索のもとに日々を過ごしているか、注視してみるとよいだろう。

今回は仕事ができない上司の特徴を7つ挙げてみた。

自分の上司は、どのくらい当てはまっているだろうか。

冒頭にも述べたが、自分の上司が当てはまっているかのみることより、それらを半面教師として、自分が当てはまってないかどうかを常に確認、是正するようにしたいものだ。


この記事はこの人が書いています。

施工管理技士アルノ

1級建築施工管理技士

1級電気工事施工管理技士

1級管工事施工管理技士

1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。

現場監督としての体験、施工監視技士試験の勉強法、

2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。

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