アルノ

2022年5月21日4 分

あなたは大丈夫?仕事ができない人の特徴とその対策

2022.05.21

一生懸命仕事をしない、できない人は別として、懸命に仕事をしている人なら誰もが仕事ができるようになりたいと思っているだろう。

しかし現実は厳しく、仕事がなかなか自分の思う通りにうまくいかず、残業が多くなり、なかなか覚えられず、要領が悪い、これが現実という人も多いのではないだろうか。

今回は仕事ができない人にありがちな特徴と、それを克服する為の方法について言及していきたい。

その方法を実践し続ければ、きっと仕事が思う通りにできるようになり、楽しくなり、充実感を得られると確信する。

毎日何をしているか分からない

毎日一生懸命仕事をしているのに上司や先輩に怒られてばかり。

ついには「入社してから今まで、いったい何をしてきたんだ。後輩の方が仕事ができるぢゃないか」と言われ、自信を喪失し、精神的に追い込まれ、会社をやめたくなる。

そんなことになっていないだろうか。

別の見方をすると、毎日一生懸命仕事をしているが、忙しすぎて何をしているか、何が終わっていて何が終わってないのか自分でも分からない。

もっと酷いと自分が忙しいのか、そうでないのかすら分かっていない。

毎日とにかく仕事をこなしているという人もいる。

現場監督が書類の仕事がたくさんあるのに、作業が終わった職人さんと夕方コーヒー飲みながら、タバコをすいながら現場事務所の前で1時間雑談をしているというのはよく見る光景である。

また

「昨日の段取りは問題なかっただろうか」

「明日、こうなってしまったらどうしようか」

などと心配事も絶えない。

このような状況にあると、義務感、やらされている感で仕事をこなしている状況であり、仕事の漏れもあり、期日までに間に合わない、忘れていたというような状況が度々発生してしまう。

昨日や明日の心配はするだけ無駄

これでは、仕事ができないし精神的にも追い詰められるしで、ろくなことがない。

会社やめたくなるのは当然なのかもしれない。

そういう時はまずこうしよう。

「昨日の仕事の心配はしない」

「明日の仕事を悩まない」

このクセをつけてほしい。

ある時、このようなことがあった。

定時も過ぎた18時頃、明日の打ち合わせ内容を整理していたところ、現場の状況がもしAだったら大変なことになるがBなら問題ないということが分かった。

明日、打ち合わせで確認すればAなのかBなのかが分かるのだが私は一応、上司にその旨を報告した。

すると上司は「Aだったらどうするんだ」と慌てだし色々な人に電話をしてAだった場合の対策を練ろうとしはじめた。

私は今、悩んでも状況が改善する訳でもないし、どうにもならないので明日状況が分かってから悩めばいいと思っていたのだが、上司はそうは思わなかったらしい。

翌日、状況はBであることが分かり事なきを得た。

そして、その上司の動きは徒労に終わるばかりか定時過ぎにいろいろな人に電話をするというまわりの人にも迷惑を掛けたことにもなってしまった。

その上司はいつも何かを心配しており一日に50回はため息をついている。

いつか倒れてしまうのではないかと、今でも心配である。

もう少し身近なところでは例えば、お盆前に仕事をしていてお盆明けにやらなければならない仕事がたまってしまい、お盆中それが心配でゆっくり休めない、などということはないだろうか。

はっきりいってお盆明けに悩めばいいことである。

今日に集中する

そして、心配や悩みは集中力を阻害する。

悩みながら仕事をすると今の仕事に集中できない。

今の仕事が終わる前に心配事に関する電話をしてしまうというようなこともありがちだろう。

昨日のこと、明日のことに気持ちを奪われず、今日やる仕事をタスク化等で明確にし、そこに全力を尽くす、これが大切だ。

そしてその日帰る前に、今日やるべきことはできたのかできなかったのか。

できなかったことは明日で間に合うのかを明確にし明日行う仕事は明日悩むようにする。

とにかく「今日すべきことに全力を尽くす」その繰り返しの毎日を積み重ねるのだ。

その先には仕事の成果が生まれ、実力がついている自分に気づくだろう。

実は「今日以外のことは悩まない」ということは精神的にも安定するとても有益な方法だ。

仕事ができなくて悩んでいる人だけでなく、忙しすぎて精神的にまいってしまっている人もぜひ実践してほしい。

・昨日や明日のことは悩まない

・今日やるべきことに全力を尽くす

この二本柱で日々成長を実感できる充実した自分になっていこう。


この記事はこの人が書いています。

施工管理技士アルノ

1級建築施工管理技士

1級電気工事施工管理技士

1級管工事施工管理技士

1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。

現場監督としての体験、施工管理技士試験の勉強法、

2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。

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